マーケティング内製化とは?外注を続けても社内にノウハウが残らないのはなぜ?
マーケティング内製化は全部を自社で抱えることではない
マーケティング内製化は外注をゼロにして全部を自社で抱えることではなく、判断と設計を社内へ戻す取り組みです。
制作や広告の運用といった手を動かす作業は外へ出したままでも、方向を決める部分が社内にあれば内製化は進みます。社内へ戻して効きが大きいのは次の4つで、どれも外注先へ丸ごと預けがちな部分です。
- ターゲットと発信の方向を決める
- 投稿や広告の数字を読んで次の対策を決める
- 自社の強みや選ばれる理由を言葉にする
- 外注先へ渡す指示の中身を作る
この4つを預けたままだと成果が出ても出なくても理由が社内に残らず、次の判断まで代理店任せになります。
外注を続けたままだと残りやすい3つのムダ
外注そのものが悪いわけではなく、任せきりの状態が続くとムダが社内にたまっていきます。よく見かけるのは次の3つです。
- 判断のムダ:提案の良し悪しを社内で決められずそのまま通してしまう
- 費用のムダ:成果の見通しがないまま毎月の固定費を払い続ける
- 時間のムダ:修正のやり取りに日数がかかり動き出しが遅れる
どれも担当者の力不足ではなく、任せる範囲を決めないまま契約を更新した結果として起こります。
月に一度の報告会で数字を見るだけの時間が続くなら、社内に判断役がいないサインとして受け取ってください。
経営者が内製化を考え始めるきっかけ
マーケティングの内製化を考え始めるきっかけは、外注費の増加と担当者の退職の2つに集まります。経営者から実際に挙がるのは次のような場面です。
- 外注費が上がり売上との釣り合いが見えなくなった
- 運用を任せていた社員が辞めて社内に何も残らなかった
- 代理店の報告を読んでも次にやることが分からない
- 新しい商品を出すたびに外注への説明の手間が増えた
共通しているのは費用の高さそのものではなく、社内で数字を判断できる人がいない状態への不安です。
人数の少ない会社でも判断役を1人決めれば動き出すので、中小企業だから無理という話ではありません。
内製と外注の間にある伴走という3つ目の選択肢
全部を自社でやるか外注を続けるかの二択で悩むなら、社外の人が教えながら一緒に動く伴走型が3つ目の候補になります。
- 全部を外注:手間はかからないが契約が切れると発信も止まる
- 全部を自社:経験は残るが立ち上げに時間がかかり成果が遅れる
- 伴走型:判断の基準が社内に残り外注の良い所も使える
SNS運用の担当者が不在だった芦原国際ホテル美松様も伴走支援を受けながら、約3ヶ月でSNS経由の宿泊予約47件まで伸ばしました。
伴走型なら判断の基準が社内に残るため、次の商品や別の媒体を始めるときも同じ手順で動けます。どこまで自社でやるかの線引きと具体的な進め方はSNS運用を内製化するメリットとは?外注との違い・成功ステップまで徹底解説でまとめています。
マーケティング内製化のメリットとデメリットを費用の面から比べる方法
メリット1 外注費が社内の人の時間へ置き換わる
マーケティング内製化で最初に変わるのは費用の総額ではなく、支払先が外部から社内の人の時間へ移る点です。毎月の請求は減る一方で、担当者が投稿を作る時間と学ぶ時間が新しく発生します。
比べるときは次の5つを同じ表へ並べ、社内の時間も金額に置き換えて見ます。
- いま払っている外注費と契約の本数
- 担当者が投稿と分析へ使う月の時間
- 研修や学び直しにかかる初期の費用
- 編集ツールや撮影機材にかかる費用
- 確認と承認に使う役員の時間
置き換えて得になるかは、浮いた予算で新しい取り組みが何本増えるかで判断します。
メリット2 判断と修正のスピードが上がる
社内でやる一番の効果は、数字を見てから投稿を直すまでの時間が短くなることです。外注だと修正のたびに依頼と確認が挟まるため気づいた変更が翌月まで動かない場合もあります。
研修を受けた芦原国際ホテル美松様は月のリール投稿がほぼ0本から6〜8本まで増えました。社内で撮って社内で決める形にすると、試せる回数がそのまま増えます。
メリット3 数字と型が自社に残って次に使える
外注の契約が終わると成果物は残りますが、その投稿が伸びた理由は社内に残りません。Salon de Lavie様は研修でインサイトの見方を身につけ、フォロワー数を約2倍まで伸ばしました。
同じ手順は新しい店舗や商品の発信へそのまま使えます。社内に残るのは次のようなものです。
- ターゲットの決め方と分析の手順
- 反応が良かった投稿の型
- 撮影から投稿までの段取り
- 数字の見方と社内への報告の形
デメリットは立ち上がりの遅さと担当者が抜けるリスク
マーケティング内製化の弱点は成果が出るまでの時間と、担当者が抜けたときに止まる危うさです。株式会社営業ハック様はSNS未経験から始め、6ヶ月でTikTokのフォロワーを4,028人まで伸ばしました。
立ち上がりには数ヶ月を見込んでおく必要があります。人が抜けて止まるリスクは次の4つで下げられます。
- 担当を1人に絞らず2人以上で回す
- 手順を文書と短い動画で残す
- アカウントと管理画面の権限を会社で持つ
- 最初の数ヶ月だけ外部の伴走を入れる
社内で運用を続ける体制の作り方はSNS運用を内製化するメリットとは?外注との違い・成功ステップまで徹底解説でくわしく説明しています。
単月の請求額ではなく3年分の総額で比べる
費用の比較は単月の請求額ではなく、3年分の総額で並べると判断を間違えません。外注は毎月の支払いが積み上がる一方で、内製化は研修費が先に出て後半は人件費だけになります。
比べる項目 | 外注を続ける | 社内でやる |
|---|
初期の費用 | ほとんど発生しない | 研修と機材で先に発生 |
3年目の月の費用 | 契約したぶんが毎月続く | 人件費だけに下がる |
動き出すまでの早さ | 早い | 数ヶ月かかる |
社内に残るもの | 投稿や広告などの成果物 | 手順と数字の見方 |
担当が抜けたとき | 影響が小さい | 一時的に止まる |
3年で並べると社内でやる範囲と外へ出す範囲の線引きが、感覚ではなく数字で決まります。
マーケティング内製化でどこまで自社でやるか決める判断基準
業務を戦略・企画・制作・分析の4つに分けて考える
マーケティング内製化でつまずく会社は、業務をひとかたまりのまま社内へ移そうとしている。最初にやるのは業務の分解で、戦略・企画・制作・分析の4つへ割ると判断がしやすくなる。
- 戦略:誰に何をどの順で届けるか決める。ターゲットと狙う成果の設定
- 企画:投稿やキャンペーンの中身を考える。ネタ出しと構成づくり
- 制作:写真や動画や原稿を形にする作業。撮影と編集も含む
- 分析:数字を読んで次にやることを決める。改善の指示出しまで
この4つは求められる力も外注したときの費用の重さも違う。分けて見ると全部を社内でやるか丸ごと任せるかの二択から抜け出せる。
自社でやるのは自社しか答えを持っていない仕事
社内に残すのは戦略と企画。顧客の顔も現場の言葉も社員しか知らないので、外部の会社では答えを出しようがない。
芦原国際ホテル美松様は担当者もSNSの知識もない状態から、3C分析で狙う客層を自社で決め直した。研修期間の約3か月でSNS経由の宿泊予約47件が生まれている。
方向性さえ社内で固まっていれば、制作を誰に頼んでも発信の中身はぶれない。
外注に残すのは設備と専門技術が必要な仕事
外に出したままでよいのは、道具と経験がないと品質が落ちる仕事です。次の4つは社内で抱え込まないほうが結果的に安く済みます。
- スタジオ撮影や商品撮影など機材と場所が要るもの
- 凝った編集や3DCGなど専門ソフトの習熟が要るもの
- 広告の入札設定や計測タグなど設定ミスが損失に直結するもの
- サイト改修やシステム連携など開発の手が必要なもの
ここまで社内で引き受けると担当者の時間が足りなくなり、本業のほうが回らなくなります。マーケティング内製化は作業量を増やす取り組みではなく、決める仕事を自社へ取り戻す動きだと考えてください。
線引きに迷ったときに使う3つの質問
4つに分けても判断に迷う業務は必ず出てくる。そのときは次の3つを順番に自問してほしい。
- その情報は社内にしかないか(顧客の声・商品の裏側・現場の判断)
- 月に何度も繰り返す仕事か(頼むたびに費用が積み上がる)
- 止まると売上に直結するか(外注の返事待ちで機会を逃す)
2つ以上が「はい」なら社内に残す価値がある。1つ以下なら外注のままにしても困らない。線引きを決めたあとの動かし方はSNS運用を内製化するメリットとは?外注との違い・成功ステップまで徹底解説で手順ごとに説明しています。
業種ごとの線引きの例と成果につながった範囲
同じマーケティング内製化でも、社内へ残す範囲は業種によって変わります。研修に入った3社の例を並べます。
業種 | 社内に残した仕事 | 変わったこと |
|---|
美容室(Salon de Lavie様) | アカウントの方向性づくりとインサイト分析 | フォロワーが約2倍に増えた |
ホテル(芦原国際ホテル美松様) | 3C分析でのターゲット設定とリール投稿 | フォロワー以外への露出が広がった |
営業代行(株式会社営業ハック様) | TikTokでの発信と伴走支援での改善 | フォロワーが11人から4,028人へ |
3社に共通するのは、誰に何を届けるかを決める仕事を社内へ引き取った点にあります。制作の全部を自前でやったわけではなく、方向性と分析だけを先に押さえたのが成果につながりました。
マーケティング内製化の進め方6ステップ
ステップ1 内製化の目的と見る指標を決める
マーケティング内製化の出発点は目的をひとつに絞ることで、費用を下げたいのか自社で売上をつくりたいのかで進め方が変わります。目的があいまいなまま動くと現場が何を追えばいいか分からず、外注を減らしただけで終わります。
あわせて追いかける指標を先に決めると、月の振り返りで判断が人によってぶれません。
- 目的:費用を下げるのか自社で売上をつくるのか
- 指標:問い合わせ件数や保存数など毎月数えられるもの
- 期限:いつまでにその数字へ届かせるか
ステップ2 いまの外注内容と費用を洗い出す
次にやるのは外注費の分解で、月額いくらではなく作業ごとにいくら乗っているかまで見えるようにします。撮影・編集・投稿・レポートを別々に並べると、社内へ移せる作業と任せ続ける作業の境目がはっきりしてきます。
この洗い出しをとばすと、社内で回せるようになった分の費用が契約に残ったままです。請求書と納品物を突き合わせて、使われていない項目がないかも確かめておきます。
ステップ3 担当者と社内の体制を決める
担当者は兼任でかまいませんが、週に何時間使えるかを先に決めて上長が他の業務を調整します。ひとりに任せきりにすると異動や退職で止まるため、実務担当と確認役の二人体制にしておきます。
体制を決めるときは次の4点を紙に書いて共有しておくと、あとでもめません。
- 実務担当:投稿づくりと分析を回す人
- 確認役:公開前に中身を見る上長
- 使える時間:週あたりの作業時間の上限
- 判断のルール:担当者だけで出してよい範囲
ステップ4 研修で型を入れて社内へ移す
体制が決まったら自己流で始めるのではなく、研修で型を入れてから社内へ移すほうが遠回りになりません。本や動画だけだと自社の商材に合わせた判断ができず、投稿が続かない状態へ戻りがちです。
SNSCHOOLの研修は運用の基礎とインサイトの読み方をセットで扱うため、担当者が代わっても同じ手順で回せます。研修の選び方と進め方はSNS運用を内製化するメリットとは?外注との違い・成功ステップまで徹底解説でくわしく解説しています。
ステップ5 3か月回して数字で確かめる
型を入れたあとは同じやり方で3か月ほど回して、決めた指標が動いたかどうかで判断します。1か月で結論を出すと、伸び始める前にやめてしまう形になりがちです。
月に一度の振り返りは項目を絞ると続くので、次の3点だけ確認します。
- 決めた指標が前の月より伸びたか
- 伸びた投稿と伸びなかった投稿の違いはどこか
- 担当者の作業時間が想定内に収まっているか
芦原国際ホテル美松様は担当者がいない状態から始めて、およそ3か月でSNS経由の宿泊予約が生まれる発信へ変わりました。
ステップ6 外注の範囲を組み替えて固定費を下げる
3か月の結果が出たら契約を組み替えて、社内で回せるようになった作業を外注から外します。撮影や広告運用のような専門の要る部分は残したほうが、結果として費用対効果は高めです。
切り替えは契約更新のタイミングに合わせると、違約金や引き継ぎの手間をかけずに済みます。ここまで順番に進めれば、マーケティング内製化は固定費を下げながら社内にノウハウを残す形になります。
マーケティング内製化でよくある失敗と気をつける注意点
兼任のまま担当者へ丸投げしてしまう
マーケティング内製化が途中で止まる原因でいちばん多いのが、兼任の担当者への丸投げです。既存の業務を抱えたまま新しい仕事を足すと手が回らず、投稿を出すこと自体が目的になります。
- 既存業務が優先されて学ぶ時間が後回しになる
- 成果が出ないまま担当者ひとりが責められる
- 担当者が辞めた時点でノウハウごと社外へ消える
- 結局は外注へ戻り費用が元の水準まで上がる
防ぎ方は単純で、週に何時間を使うのかを決めて既存の業務を先に外すことです。担当者が不在の状態から始めた芦原国際ホテル美松様も、まず役割と体制を決めてから動き出しました。
外注を一度に全部切ってしまう
費用を早く下げたくて外注を一度に切ると、発信そのものが止まって数字が落ちます。社内に制作の手順が残っていない段階で切ると品質まで下がり、問い合わせの数にも響きかねません。
移すときは社内で回せるものから順番に広げて、外注の範囲を少しずつ狭めるのが安全です。どこから社内へ移すかの決め方はSNS運用を内製化するメリットとは?外注との違い・成功ステップまで徹底解説で整理しています。
成果の基準を決めずに始めてしまう
何をもって成功とするかを決めずに始めると、社内で評価が割れて途中で話が消えます。担当者は忙しさの割に認められず、経営側は費用に見合うのか判断できなくなります。
- 追いかける数字を1つか2つに絞る
- いつまでに何を目指すかの期限を決める
- 数字を確認する間隔と報告する相手
- 目標に届かないときの見直し方
Salon de Lavie様は研修でインサイトの見方を覚えて、狙う客層に合う発信へ切り替えました。
決裁者が数字を見なくなって放置される
現場へ任せきりにして決裁者が数字を見なくなった時点で、内製化は止まったも同然です。担当者は判断を仰ぐ相手を失い、前の月と同じ内容を出し続けるだけの作業になります。
- 前の月と比べて伸びた数字と落ちた数字
- 問い合わせや予約につながった件数
- 担当者が判断を待っていて止まっている案件
毎月の会議へ短い報告の枠を作るだけでも、誰も見ないまま立ち消えになる流れは防げます。
失敗を防ぐために経営者側がやること
経営者側がやることは3つで、範囲を決める・時間を空ける・見る場を作るに絞れます。
- どこまで社内でやるかを経営者が決めて文書に残す
- 担当者の既存業務を外して週の作業時間を確保する
- 成果を見る場を毎月の定例会議へ組み込む
- 成果が出るまでどれだけ待つかを先に社内へ伝える
どれも担当者の裁量では決められず、権限を持つ人が動かないと前に進みません。未経験の状態からTikTokへ挑戦した株式会社営業ハック様も、続ける前提で体制を整えて認知を広げました。
マーケティング内製化で成果が出た3社の事例と何を変えたのか
美容室サロンドラヴィはフォロワーが約2倍になった
美容室のSalon de Lavie様は研修でInstagram運用を学び直してフォロワー数を約2倍まで伸ばしました。もともと運用の知識が足りず自店をどう見せるかも決まっていない状態でした。
- アカウントの方向性を固めて狙うフォロワー層をそろえた
- インサイト分析で投稿の良し悪しを数字で判断した
- ストーリーズでお客様とやり取りする場を作った
大事なのは数を追う前に方向性を決めた順番で、来てほしいお客様像から投稿内容を組み直しています。フォロワーが増えたあとはストーリーズでの会話が来店前の相談にもつながりました。
芦原国際ホテル美松はSNS経由の宿泊予約と閲覧数を伸ばした
芦原国際ホテル美松様は約3ヶ月の研修でSNS経由の宿泊予約を47件まで積み上げました。それまでは担当者が不在で写真中心の発信が続き内容も似通ってしまう状態でした。
- 月間インプレッション:3.5万人→9.3万人
- フォロワー以外への表示割合:48%→90%
- 月間プロフィールアクセス:1,866件→4,773件
- 月間のリール投稿:ほぼ0件→6〜8本
変えたのは3C分析でターゲットを決めた点と写真からリール動画へ主役を移した点の2つです。動画はフォロワー以外にも届くので新規の宿泊客へ名前を知らせる入口になりました。
株式会社営業ハックはTikTokのフォロワーを一気に増やした
株式会社営業ハック様はSNS未経験からTikTokを始めて6ヶ月でフォロワーを11人から4,028人へ増やしました。社内に動画の経験者はおらず撮影も編集もゼロから覚えています。
- 未経験でも回せるように台本と撮影の型を先に決めた
- 研修と伴走支援を並べて投稿が止まらない体制にした
- 目的を認知の拡大に絞って商談前の接点づくりに使った
営業代行は言葉だけでは伝わりにくい仕事ですが動画なら人柄と考え方がそのまま出せます。フォロワーが増えたことで会社の名前を知ってもらう入口も広がりました。
3社に共通していた3つの動き
3社はどこも外注へ任せきりにせず運用の判断を社内へ移していて、共通する動きは次の3つでした。
- 誰へ何を伝えるかを決めてから投稿の中身を作った
- 数字を見て次の投稿を直す流れを社内の仕事に組み込んだ
- 苦手な工程だけ外の力を借りて手を止めなかった
業種も規模も違う3社が同じ順番で動いている点を見ると、マーケティング内製化で効くのは人数より進め方だと分かります。自社で始めるときも社員を増やす前に方向性と数字の見方から手を付けてください。
自社と重ねるときは業種ではなく社内の体制で見比べると分かりやすいです。担当者が不在だった美松様と未経験だった営業ハック様のように、出発点が低くても順番を守れば数字は動きます。
まとめ:マーケティング内製化は範囲を決めてから動くと費用が下がる
今日決められるのは範囲と指標と期限の3つ
マーケティング内製化を始めるなら、今日決めるのは範囲と指標と期限の3つで足ります。範囲が曖昧なまま研修や広告を始めると、あとから成果の良し悪しを判断できません。体制づくりや採用の話はこの3つを決めたあとで十分に間に合います。
- 範囲:投稿の作成や数字の確認など自社でやる仕事を工程ごとに分ける
- 指標:成果を測る数字を1つだけ選んで毎月同じ形で見る
- 期限:最初の振り返り日を日付で決めて予定表へ入れる
この3つが決まると、外注へ出す部分と自社で持つ部分の線引きも固まります。6ステップに分けた進め方はSNS運用を内製化するメリットとは?外注との違い・成功ステップまで徹底解説でまとめているので、会議の前に目を通してください。
判断を先へ延ばすと外注費だけが積み上がる
決め切らないまま外注を続けると、毎月の費用だけが積み上がって社内には何も残りません。判断を先へ延ばした分だけ、同じ説明を外注先へ繰り返す時間も増えていきます。
- 運用の意図が社内に残らず、担当が代わるたびに説明から始まる
- 外注先の提案が自社に合うかを見分ける基準が育たない
- 費用が高いのか安いのか比べる材料が手元に残らない
- 成果が落ちたときに原因を社内で説明できない
SNSの担当者がいなかったホテルも、ターゲットを決め直して動画中心の発信へ変えたことで宿泊予約につながりました。まずは範囲と指標と期限を書き出して、次の会議へ持ち込むところから始めてください。
よくある質問
Q1. マーケティングの内製化は何人から始められますか?
A. 専任を置けなくても始められます。兼任の担当者と決裁者の2人体制でも範囲を絞れば回せます。ただし更新の本数は落ちるので投稿の目標は低めから置いてください。
Q2. 外注はすべてやめたほうがいいですか?
A. 全部やめる必要はありません。撮影や広告の運用のように設備と専門技術が要る部分は外に残したほうが安く済みます。社内へ残すのは自社しか答えを持っていない企画と顧客とのやり取りです。
Q3. 内製化してから成果が出るまでどれくらいかかりますか?
A. 媒体と体制で変わるので期間は断定できません。研修で型を入れた企業ではフォロワーや閲覧数の変化が先に出ています。まず3か月を1区切りにして指標の動きを確かめてください。
Q4. 担当者が辞めたら元の外注へ戻ることになりませんか?
A. 進め方を文書へ残しておけば引き継げます。1人だけに任せず2人で回して投稿の型と判断基準をマニュアル化してください。属人化を防ぐ仕組みが内製化の本体になります。
Q5. 研修と運用代行はどちらを選ぶべきですか?
A. 社内に人を置ける会社は研修が向いています。人を置けない期間は代行で回しながら社内へ移す準備を進める形が現実的です。両方を同時に使って途中で比重を入れ替える判断もできます。
SNSを自社で運用し、売上や採用につなげた10社の取り組みを、無料の資料にまとめています。自社なら何から始めればいいかを具体的に掴みたい方は、ぜひご請求ください。進め方を直接相談したい場合は、30分の無料相談もあわせてご利用いただけます。
→ 無料の資料を請求する(10社の事例集つき)