ショート動画の作り方を調べても出てくるのは撮影や編集の手順ばかりで、企業アカウントの設計まで届かないことが多いです。
縦型の動画はリールもTikTokもYouTubeショートも同じ素材を使い回せるので、型を一度決めてしまえば運用はぐっと軽くなります。
反対に型が無いまま本数だけ増やすと、社内の確認に時間を取られて投稿が止まる状態になりがちです。
この記事ではショート動画の作り方を5ステップに分けて、企業アカウントの構成の決め方と成果の測り方まで順番に説明します。
採用の応募や宿泊予約につながった実際の企業の事例も取り上げるので、自社で始めるときの判断材料に使ってください。
700社以上に導入されたSNS運用支援「SNSCHOOL」では、SNSで集客に成功した10社の事例を公開しています。気になる方は、こちらのフォームからダウンロードしてみてください。
→ 無料の資料を請求する(10社の事例集つき)
ショート動画とは?企業アカウントで成果が出る理由
ショート動画とは何かを整理する
ショート動画とは縦向きで数十秒ほどの短い動画を指し、スマホを縦に持ったまま最後まで見られる形式です。YouTubeショートはスマホとアプリのカメラだけで作れて、長さは最大3分まで対応しています(参照:YouTube ヘルプ|YouTube ショートの作成)。特別な機材が無くても始められるのが、企業が取り組みやすい理由のひとつです。
従来の企業動画との違いは、見る人が自分から探さなくても流れてくる点にあります。フォローしていない人の画面にも表示されるため、まだ自社を知らない層へ届く可能性があります。
- 縦型で画面いっぱいに表示される
- 数十秒から数分の短尺で最後まで見られやすい
- フォロワー以外にも配信される
- スマホ1台で撮影から投稿まで完結する
- 1本あたりの制作時間が短く本数を出しやすい
つまりショート動画は、広告費をかけずに新しい見込み客と出会うための入口として使えます。写真中心の発信で反応が頭打ちになっている会社ほど、切り替える価値があります。
企業アカウントでショート動画が伸びやすい理由
企業アカウントでショート動画が伸びやすい最大の理由は、フォロワー数の少なさが不利になりにくい仕組みにあります。各プラットフォームは動画の内容と反応を見て配信先を決めるため、始めたばかりのアカウントでも大きく伸びることがあります。
実際にSNSCHOOLが支援したホテルでは、写真中心の投稿からリール中心へ切り替えてフォロワー外へ届く割合が大きく伸びました。採用目的で始めた医療法人も、アカウントをゼロから作って3ヶ月で応募につなげています。
- フォロワー数より動画の中身で配信先が決まる
- 保存や共有が起きると配信がさらに広がる
- 社員の顔や現場の様子がそのまま素材になる
- 本数を出して当たりの型を見つけやすい
一方で本数が出ないと検証が進まず、途中で止まってしまう会社も多くあります。月に数本は続けられる体制を先に決めてから始めるのが安全です。
リール・TikTok・YouTubeショートの違い
3つのサービスはどれも縦型の短尺動画ですが、見ている人の層と動画の役割が違います。自社の目的に近いものから1つ選んで始めるほうが、同時に3つ運用するより成果が出ます。
サービス | 向いている目的 | 特徴 |
|---|
Instagramリール | 集客・予約・ブランド作り | プロフィールやDMから問い合わせへつなげやすい |
TikTok | 認知の拡大・若い層への接点 | 知らない人へ一気に広がりやすい |
YouTubeショート | 検索やテレビ画面からの継続視聴 | 長尺動画やチャンネル登録につなげやすい |
迷ったときはInstagramのリールから始めるのが現実的で、企業の問い合わせ導線を作りやすいためです。リールの詳しい作り方はインスタのショート動画完全ガイド!売上アップさせるリールの作り方でまとめています。
ショート動画で狙える成果の種類(採用・集客・予約)
ショート動画で狙える成果は大きく3つに分かれ、目的によって撮るべき中身が変わります。先に目的を1つに絞ることが、作り方を決める前の出発点になります。
- 採用:職場の雰囲気や1日の流れを見せて応募へつなげる
- 集客:商品やサービスの使い方を見せて来店や問い合わせを増やす
- 予約:客室や料理など現地の体験を見せて直接予約を取る
- 認知:会社や業界の豆知識を出して名前を覚えてもらう
ホテルの支援ではターゲットを絞り直してリールを増やした結果、SNS経由の宿泊予約を47件まで積み上げました。採用でも集客でも、動画の本数と狙いの明確さが成果を分けます。
ショート動画の作り方5ステップ
ステップ1 誰に何を伝えるかを決める
最初にやるのは撮影ではなく見てほしい人を一人に絞る作業です。「転職を考えている20代の看護師」まで具体化すると使う言葉と見せる場面が自然に決まります。
企業アカウントが伸びない原因で多いのは、伝える相手を広く取りすぎていることです。全員に向けた動画は誰の画面でも止まらないため最初の数本で手応えが出ません。
- 見てほしい人の年代と職種
- その人がいま困っていること
- 動画を見たあとにしてほしい行動
- 自社が他社より勝っているところ
- 1本で伝える内容をひとつだけ選ぶ
採用に課題を抱えていた医療社団法人 星晶会様も、誰に何を見せるかを決めてから投稿を始めました。相手が決まると撮る場面も自然に絞れます。
ステップ2 冒頭の掴みから台本を書く
台本は冒頭のひと言から先に書きます。ショート動画は上から順に流れてくるので、見る人は最初の一瞬で続きを見るか指を動かすかを決めています。
掴みが決まったら本題と締めを足すだけで台本は完成します。長い原稿は読み上げになりやすいので、話す言葉のまま短い文で並べると自然に聞こえます。
- 掴み … 相手の困りごとを言い当てるひと言
- 本題 … 伝えたいことをひとつだけ説明
- 根拠 … 社内の実例や数字で裏づける
- 締め … プロフィールや応募への案内
ステップ3 スマホだけで撮影する
機材をそろえる必要はありません。YouTubeのショートはスマホとアプリのショートカメラがあれば作れて、長さは最大3分まで対応しています(参照:YouTube ヘルプ|YouTube ショートの作成)。
気をつけるのは明るさと音だけです。窓を背にせず顔に光が当たる向きで立ち、エアコンの風や人の出入りが少ない場所を選ぶと撮り直しが減ります。
ステップ4 テロップと音源を付けて編集する
編集で手を入れるのはテロップと音源の2つで十分です。ショート動画は音を消したまま見る人も多いため、話している内容を文字で追える状態にしておきます。
凝った効果や派手な動きは要りません。社内で誰が作っても同じ見た目になるよう、文字の大きさと位置を最初に決めて使い回すほうが運用は続きます。
- 話した言葉をそのままテロップにする
- 文字は画面の下すぎる位置に置かない
- 音源はアプリの中から選んで統一する
- 間延びした部分を切って尺を詰める
ステップ5 タイトルと公開設定を整えて投稿する
投稿の前にタイトルと公開範囲を確認します。YouTubeではタイトルを最大100文字まで入れられて、公開のほかに非公開と限定公開も選べます。
投稿の曜日と時間を決めておくと本数が安定します。SNS運用の担当者がいなかった芦原国際ホテル美松様も、リール動画を続けて出す形に変えてから反応が伸びました。
投稿したら数字を見て次の台本へ返します。この5つを型にすれば担当者が代わっても同じ手順で作れます。
企業アカウントのショート動画の構成の決め方
アカウントの目的とゴールを先に決める
ショート動画の成果は1本の出来よりアカウント全体の設計で決まります。最初に決めるのは目的とゴールで、採用なのか販促なのかで中身も測る数字も変わります。ここが曖昧なまま撮り始めると、途中で方向が揺れて投稿が止まります。
目的を言葉にするときは次の4つをセットで書き出してください。社内の誰が見ても同じ判断ができる状態にしておくのが狙いです。
- 誰に届けたいのか(職種・年代・地域まで具体的に)
- 見た人に次に何をしてほしいのか(応募・予約・問い合わせ)
- 半年後に追いかける数字をひとつだけ決める
- いつまでに達成したいのかの期限
目的がふたつ以上あるなら、無理に1つのアカウントへ詰め込まず分けたほうが伸びます。採用と販促ではフォローする人がそもそも違うためです。分け方の手順やログインの注意はインスタグラムの複数アカウントの作り方やメリットを解説!他の人にバレるなどの注意点は?でまとめています。
プロフィールと問い合わせまでの導線を作る
動画を見て気になった人が次に開くのはプロフィールです。ここで何の会社か分からないと、再生数が増えても応募や問い合わせには届きません。構成を考える段階でプロフィールと遷移先まで用意してください。
- 1行目に会社名と何をしている会社かを書く
- 2行目に見てほしい人を書く(例:看護師を目指す方へ)
- リンクは応募フォームか予約ページの1つだけに絞る
- ハイライトに会社説明と募集要項をまとめる
- DMで最初に返す文を決めて使い回す
医療社団法人 星晶会様では採用専用のアカウントをゼロから組み直し、約3ヶ月でプロフィールアクセスが1,088件まで積み上がりました。プロフィールを整えていたので、そのアクセスが実際の求人応募につながっています。
投稿カテゴリを分けて中身を迷わない形にする
毎回ネタをゼロから考えると撮影が止まります。投稿カテゴリを3つから4つ決めて順番に回す形にすると、担当者が変わっても同じ品質で出せます。
- 仕事の中身を見せる(1日の流れ・現場の様子)
- 人を見せる(先輩の紹介・入社の理由)
- よくある質問に答える(給与・休日・研修)
- お客様や利用者の声を短くまとめる
芦原国際ホテル美松様は写真中心の発信で中身がワンパターンになっていました。ターゲットを決め直してリール中心へ切り替えたところ、フォロワー以外に届く割合が48%から90%へ伸びています。
投稿本数と更新の頻度の決め方
本数は多ければいいのではなく、続けられる数に固定するのが正解です。星晶会様はほぼ0本だった状態から月8〜9本の投稿を続けて成果につなげました。最初は週2本を目安に組み、撮影日をまとめて確保すると回ります。
- 撮影日を月2回に固定してまとめ撮りする
- 1回の撮影で4本から5本の素材を確保する
- 編集と公開の担当を分けて止まらないようにする
- 月末に数字を見てカテゴリの比率を入れ替える
尺も先に決めておくと編集が速くなります。YouTubeショートは最大3分までの動画を作れるので、同じ素材を長さ別に使い分けられます(参照:YouTube ヘルプ|YouTube ショートの作成)。社内では15秒から30秒を基本の型にしておくと判断に迷いません。
ショート動画の作り方でつまずきやすい注意点
冒頭で離脱されてしまう原因
ショート動画が伸びない最初の原因は、冒頭で見る理由を渡せていないことです。視聴者は指を止めるかどうかを一瞬で決めるため、社名やあいさつから始めると中身に入る前に流されます。
YouTubeは2025年3月31日から再生が開始された回数を視聴回数として数え、見続けた人数は別にエンゲージビューで確認する形になりました(参照:YouTube ヘルプ|YouTube ショートの作成)。再生数だけを追うと冒頭の弱さに気づけないので、最後まで見られた割合も合わせて見ておきます。
- ロゴや社名のカットから動画が始まっている
- あいさつと自己紹介が長く本題が遅れる
- 結論が動画の終わりに置かれている
- 字幕が無く音声だけに頼っている
- いちばん見せたい絵が引きの画角で小さい
直し方は単純で、言いたい結論と誰に向けた話かを最初のカットへ文字で出すだけです。
社内確認が長引いて公開が止まる
公開が止まる原因は作る力ではなく、社内の確認の流れにあります。台本と完成した動画を何人もが順番に見る形だと、1本出すまでに何週間もかかって現場の熱が冷めます。
- 確認する人は1人に絞る
- 見る観点は事実・表現・権利の3つだけにする
- 返事の期限を決めて過ぎたら公開する
- 出演者の了承は撮影の前にまとめて取る
- 言い換えが必要な表現を一覧にしておく
星晶会様は担当者がSNSにほとんど触れていない状態から採用アカウントを立ち上げ、毎月まとまった本数のリールを出せる形まで整えました。確認の相手と基準を先に決めておくと、作った動画が机の上で止まらなくなります。
音源と著作権の扱いで気をつけること
音源は各プラットフォームの中にある音楽ライブラリから選ぶのが安全です。市販の曲をそのまま載せると権利の申し立てを受けて、動画が見られない状態になるおそれがあります。
- 市販の音源やテレビ番組の音を持ち込んでいないか
- ほかのアカウントの動画を無断で使っていないか
- 背景に映った人や他社の商品に許可が要らないか
- 店内で流れている曲が音声に入り込んでいないか
- 画像とフォントの使用範囲が商用に対応しているか
アプリの中の音源にも使用条件が決まっているため、企業の宣伝で使えるかをヘルプで確かめてから選びます。公開前の確認の項目へ権利の欄を入れておけば、取り下げの手戻りを防げます。
1本の作り込みに時間をかけすぎる
1本に何日もかけると運用が続かないので、作り込みより出し続けることを先に置きます。星晶会様は研修前はほぼ0本だった投稿を月8〜9本まで増やし、最大8,000回再生のリールが生まれました。
- うまくいった型を3つ用意して中身だけ差し替える
- 撮影は月に1回まとめて複数本を撮る
- 編集はカットと字幕に絞る
- 台本は箇条書きで作って読み上げる
- 数字が落ちた型から順に入れ替える
数を出すほど当たる型が見つかるので、最初の数ヶ月は完成度より本数を基準に動いた方が成果へ近づきます。
ショート動画の成果を測る指標と企業の事例
最初に見るべき指標を絞る
見る指標は3つで足ります。再生数・プロフィールアクセス数・問い合わせや応募などの最終成果です。この3つを並べると、見られていないのか、見られても行動につながっていないのかが分かります。
フォロワー数は最後に付いてくる結果なので、最初の判断材料にしません。なおYouTubeショートの視聴回数は再生が開始された回数でカウントされます(参照:YouTube ヘルプ|YouTube ショートの作成)。指標の定義は媒体ごとに違うので、同じ物差しで比べる前に確かめておきます。
見る指標 | 何が分かるか | 下がったときの対策 |
|---|
再生数 | 最初の数秒で興味を引けているか | 冒頭の見せ方とテーマを変える |
プロフィールアクセス数 | 動画から興味が深まったか | 動画の最後に次の行動を入れる |
応募・予約・問い合わせ | 事業の成果につながったか | プロフィール文と導線を整える |
医療法人が採用の応募につなげた事例
医療社団法人 星晶会様は看護師の採用に悩み、SNSはほとんど手つかずの状態でした。採用専用のInstagramをゼロから立ち上げ、約3ヶ月でインスタ経由の求人応募2件を獲得しています。同じ期間でインプレッションは約2.6万件まで伸びました。
伸びた理由は投稿の量と型を決めたことです。月のリール投稿をほぼ0本から8〜9本へ増やし、院内の様子や働く人を見せる動画を続けました。
- 採用に目的を絞り、発信するテーマを広げすぎない
- 月の投稿本数を先に決めて、作る前に撮影日をまとめる
- 職場の雰囲気が伝わる動画を軸にして型を固定する
- プロフィールから応募ページへ迷わず進める導線を置く
ホテルが宿泊予約を増やした事例
芦原国際ホテル美松様は担当者が不在で、写真中心の発信が同じ内容の繰り返しになっていました。3C分析で狙う客層を決め直し、リール動画を軸に切り替えた結果、約3ヶ月でSNS経由の宿泊予約47件につながりました。
数字の変化で目立つのはフォロワー以外の人に届いた割合です。月間のフォロワー外閲覧率は48%から90%へ上がり、まだ知らない人に動画が届く状態をつくれました。プロフィールへのアクセスも大きく増え、予約という成果まで一本の線でつながっています。
数字を見て次の投稿を決める回し方
数字は投稿ごとではなく、2週間から1ヶ月の単位でまとめて見ます。1本の良し悪しに振り回されると、たまたま伸びた動画を正解だと思い込んでしまうためです。伸びた動画と伸びなかった動画を並べ、テーマ・冒頭・長さのどこが違ったかを言葉にします。
投稿する時間帯も結果を左右する要素のひとつで、SNS投稿時間のベストはいつ?SNS別・ターゲット別に徹底解説【2026年版】で媒体ごとの考え方をまとめています。見る順番を決めておくと、改善の議論が感想ではなく事実をもとに進みます。
- まず再生数を見て、冒頭で止められているかを確かめる
- 次にプロフィールアクセスを見て、興味が深まったかを判断する
- 最後に応募や予約の数を見て、事業の成果を確認する
- 伸びた動画の型を次の月の投稿本数の半分に当てはめる
- 効かなかったテーマは思い切って外し、本数を減らさない
ショート動画を内製と外注のどちらで作るかの判断方法
内製で進めるときの体制と費用の考え方
内製は社内の時間を使う代わりに外に払う費用を抑えられるので、まず役割を分けて担当者を決めるところから始めます。YouTubeショートはスマートフォンとアプリのカメラだけで最大3分の動画を作れるため、機材を買い足さずに試せます(参照:YouTube ヘルプ|YouTube ショートの作成)。
- 企画と台本:誰に何を伝えるかと冒頭のひと言を決める
- 撮影:出演者と場所を押さえて必要な素材をまとめて撮る
- 編集とテロップ:長さと文字の量を社内で同じ形にそろえる
- 確認:公開前に表現と音源の権利を見る担当を一人置く
- 投稿と振り返り:出す曜日と時間を固定して数字を毎週見る
費用の見方は外注費ではなく社内の作業時間が中心になります。1本あたりの企画から投稿までの時間に月の本数を掛けて、担当者の業務のどこを削るかまで決めておくと途中で止まりません。
外注が向いているケースと向かないケース
判断の軸はひとつです。立ち上げの速さと見た目の質を買うなら外注で、続ける力を社内に育てるなら内製が向いています。
項目 | 内製 | 外注 |
|---|
立ち上がり | 人と型を決めるまで時間がかかる | 最初から一定の質で出せる |
費用のかかり方 | 社内の作業時間が中心 | 本数に応じた制作費が毎月出る |
本数の増やしやすさ | 慣れると増やしやすい | 増やすほど費用が上がる |
社内に残るもの | 企画と編集のやり方が残る | 依頼の仕方だけが残りやすい |
向く場面 | 採用や日常の発信を長く続ける | 商品撮影や期限のある告知 |
- 外注が向く:展示会や採用の締め切りが決まっている
- 外注が向く:撮影の質が商品の価値をそのまま左右する
- 内製が向く:週に複数本を出して反応を試したい
- 内製が向く:現場の空気や社員の人柄を見せたい
- 内製が向く:単発の予算しか取れず来期の継続が読めない
社内に作り方の型を残す進め方
外注でも内製でも、構成と判断の基準を文書に残すと担当が替わっても発信が止まりません。外注する場合は編集データと台本を自社で預かる形にしておくと、あとから内製へ切り替えやすくなります。
- 構成の雛形:冒頭のひと言と本編と締めの型を1枚にする
- 伸びた動画と伸びなかった動画を同じ表に並べて記録する
- 撮影前のチェック表:出演者の許可と背景の写り込みを確認
- 月1回の振り返り:次の月に試すことをその場で1つ決める
医療社団法人 星晶会様はSNS運用ができていない状態から採用のアカウントを立ち上げました。担当者自身がリールを出し続ける形になり、看護師の採用につながる応募が生まれています。芦原国際ホテル美松様は写真中心の発信からリール中心へ切り替えました。社内に型が残ると、外部に任せ切るより自社の判断で早く試せます。
まとめ:ショート動画の作り方と企業アカウント構成の要点
作り方5ステップの振り返り
ショート動画の作り方は目的の決定から効果検証までの5ステップに整理できます。どれか一つを飛ばすと動画の本数は増えても成果につながりません。
- 目的と対象の決定:誰に何を伝えて何を起こしたいかを一文にする
- 企画と台本:最初の数秒で見る理由を伝える流れを先に紙へ書く
- 撮影:スマホ1台と明るい場所を用意して縦向きで短く撮る
- 編集と投稿:字幕と音を整えてから最大3分の尺に収めて公開する
- 効果検証:数字を見て次の企画へ反映する流れを毎週回す
YouTubeのショート動画は最大3分まで作成できるため、尺の長さより冒頭の見せ方を先に決めたほうが効率的です(参照:YouTube ヘルプ|YouTube ショートの作成)。
企業アカウントの構成で確認したい項目
企業アカウントは動画単体でなくアカウント全体の構成で成果が変わります。プロフィールと投稿の種類がそろっていないと見た人の行動が止まります。
- プロフィール:何の会社で誰の役に立つのかが3秒で伝わるか
- 投稿の役割分担:集客用と信頼づくり用と行動を促す用が混ざっているか
- 投稿の頻度:担当者が無理なく続けられる本数で設計されているか
- 導線:応募や予約などの受け皿がプロフィールから1タップで開くか
医療社団法人 星晶会様は採用専用のアカウントを新しく作り、役割を採用に絞ったことで求人応募につながりました。
最初の1本を出すまでにやること
完璧な体制を待つより、まず1本公開して数字を見るほうが早く前へ進みます。芦原国際ホテル美松様も対象を絞り直してリール投稿を増やす形へ変えました。
- 目的を1つに絞る:採用か集客かを決めて混ぜない
- 題材を3つ書き出す:よくある質問や現場の様子から選ぶ
- 撮影日と公開日を先にカレンダーへ入れる
- 公開後1週間で見る数字を決めておく
ショート動画の作り方は難しい技術ではなく、目的と構成を決めて続ける仕組みづくりが中心です。まずは1本を公開して、そこから改善を重ねてください。
よくある質問
Q1. ショート動画は何秒くらいで作ればいいですか?
A. YouTubeショートの作成ツールでは最大3分までの動画を作れます。企業アカウントでは伝えたい内容が1つに収まる長さが扱いやすく、長さよりも冒頭で続きを見たくなるかどうかが大事です。
Q2. ショート動画は月に何本くらい投稿すればいいですか?
A. SNSCHOOLの支援先には、ほぼ0本だったリール投稿を月8〜9本まで増やした医療法人の事例があります。ホテルの事例では月6〜8本でした。まずは無理なく続く本数を決めて、投稿が途切れない状態を作ってください。
Q3. スマホだけでショート動画は作れますか?
A. 作れます。YouTubeアプリの作成アイコンから「ショート」を選べば録画から公開まで進められます。アップロードできる最大解像度は1080pなので、専用の機材をそろえなくても十分な画質になります。
Q4. 再生数が伸びないときは何から直せばいいですか?
A. 最初に見直すのは冒頭の数秒と、誰に向けた動画かという設計です。SNSCHOOLの支援先では、投稿本数を増やしながら構成を直したことでリール動画の最大8,000回再生につながりました。
SNSを自社で運用し、売上や採用につなげた10社の取り組みを、無料の資料にまとめています。自社なら何から始めればいいかを具体的に掴みたい方は、ぜひご請求ください。進め方を直接相談したい場合は、30分の無料相談もあわせてご利用いただけます。
→ 無料の資料を請求する(10社の事例集つき)