広報紙や館内掲示だけでは来館していない住民に情報が届かず、貸出数や行事の参加者が伸び悩む図書館は少なくありません。
SNSは費用をかけずに始められる一方で、蔵書の紹介を並べるだけでは反応が増えないまま担当者の負担が残ります。
この記事では国立国会図書館が紹介する国内外の実践と、来館型の施設で発信が予約につながった事例をもとに発信の作り方をまとめました。
決裁する立場の人が費用と体制を判断できる材料も載せています。
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図書館のSNS活用が利用者を増やす理由とは?
来館前の情報収集が検索からSNSへ移っている
図書館へ行く前の下調べは、検索エンジンよりSNSで様子を見る流れへ変わってきました。開館時間だけでなく館内の雰囲気や人の多さまで知りたい住民が増えているためです。文字の案内では伝わらない情報が、写真や短い動画だと一目で伝わります。
検索はもともと図書館を思い出している人しか使いません。SNSは興味の近い住民の画面へ投稿が流れるので、図書館を候補に入れていない人にも届きます。この差が利用者数の伸びに直結します。
- 開館時間と休館日
- 駐車場の広さや混み具合
- いま開いている展示やイベント
- 読み聞かせ会の対象年齢
- 新しく入った本や特集コーナー
広報紙や館内掲示では届かない住民の層がある
広報紙と館内掲示は、すでに図書館とつながっている住民にしか届きません。掲示物を読めるのは来館した人だけで、広報紙は紙を開く習慣のある世帯で止まります。手を尽くしても同じ層に何度も当たるだけになります。
一方でSNSは、図書館へ来たことがない住民の画面にも投稿が流れていきます。届いていない層を先に洗い出してから発信の中身を決めると、同じ手間でも反応が変わります。
- 共働きで平日の日中に来られない世帯
- 子どもが小さく外出を控えている保護者
- 引っ越してきたばかりで場所を知らない人
- 部活や塾で日中に動けない中高生
- 紙の広報紙をほとんど読まない世代
米国の調査が示す公共図書館の役割の広がり
図書館の役割は本の貸し出しだけにとどまりません。米国公共図書館協会が2025年に行った調査には全米の1,896館が答えています(参照:E2919 – 豊かなコミュニティのための公共図書館サービス(米国))。高齢者向けのプログラムを1つ以上出している館は83.3%にのぼりました。
来館が難しい住民への支援を何らかの形で行う館も63.1%ありました。猛暑や厳寒のときの避難施設として機能すると答えた館は44.7%で、前回の調査より8.2ポイント増えています。
同じ広がりは日本の図書館でも起きています。読み聞かせ・学習支援・地域の相談窓口といった中身は、貸し出しの案内だけでは住民へ伝わりません。何をしている場所なのかを日々伝える手段として、SNSが役に立ちます。
予算をかけずに認知を広げられるのが強み
SNSは開設も投稿も費用がかかりません。必要なのは担当者の時間と撮る習慣だけで、広告費を組まなくても認知を広げられます。予算の確保に時間がかかる自治体の事業とは相性のよいやり方です。
広告費ではなく発信の作り方を変えて伸ばした例もあります。芦原国際ホテル美松様では、ターゲットを絞り直してリール動画へ力を入れた結果、月間のインプレッション数が3.5万人から9.3万人まで伸びました。図書館でも同じ考え方が使えます。自治体の取り組みは【2026年最新版】自治体のSNS成功事例まとめと実践ポイントでまとめています。
- スマートフォンでの撮影と投稿だけで始められる
- 反応の数が毎日見えるので改善が早い
- 職員の異動があっても型が残れば続けられる
- イベントの告知と報告を同じ場所で出せる
図書館のSNS活用で成果が出る発信の作り方
届ける相手を1つに絞ってから投稿を決める
投稿ネタが尽きるのは、館のことを全員へ同じ言い方で届けようとするからです。最初に決めるのは何を出すかではなく誰に向けるかで、相手が決まれば自然とネタの置き場も決まります。
- 小さな子を連れた親:おはなし会・絵本の棚・ベビーカーで入れる動線
- 働く世代:開館時間・予約と取り寄せ・仕事に使える資料
- 高齢の利用者:大きな文字の本・座って読める席・スマホの相談
- 学生:試験期の自習席・調べ方の相談・レポート向けの資料
英国リーズのStory Busは貸出のデータや地域の特徴をもとに巡回先を6か所へ絞り込みました(参照:CA2105 – 移動図書館の再編と機能拡張:英・リーズのStory)。相手ごとに発信を分けたいなら複数アカウントという手もあり、作り方と注意点はインスタグラムの複数アカウントの作り方やメリットを解説!他の人にバレるなどの注意点は?でまとめています。
蔵書紹介だけで終わらせない3つの切り口
新刊の紹介だけを並べると、本好きの人以外には届きにくくなります。次の3つを回すだけで1か月分のネタは組めます。
- 使い方:予約の取り方・コピー機の場所・Wi-Fiや電源のある席
- 人と裏側:職員が選んだ3冊・返却された本を棚へ戻すまでの流れ
- 地域とつながり:近くの学校や子育て支援の団体と組んだ催し
米国の調査では高齢者向けのプログラムを何か提供している館が8割を超えており、本の貸出以外の役割が広がっています(参照:E2919 – 豊かなコミュニティのための公共図書館サービス(米国))。自館がすでにやっていることを言葉にするだけで、発信の材料は足ります。
短い動画で館内の雰囲気と使い方を見せる
写真だけの発信は続けるうちに似た絵が並び、見ている人の反応が落ちていきます。15秒ほどの動画へ切り替えると、館内の静けさや席の広さといった文字で説明しにくい部分が一度で伝わります。
- 入口から目的の棚までを歩いて撮る案内
- 司書が3冊を手に取って並べる1分の紹介
- おはなし会の始まる前の準備の様子
宿泊業の芦原国際ホテル美松様は動画投稿をほぼゼロの状態から月6〜8本へ増やし、フォロワー以外の人へ届く割合が9割まで伸びました。撮影は職員のスマホで足りるので、追加の機材はなくても始められます。
行事の告知は参加のハードルを下げて書く
告知が集まらない原因は内容より書き方にあります。読んだ人が「自分が行っていい催しか」を判断できないと、その場で指を止めて終わります。
書く項目 | 伝わらない書き方 | 参加しやすい書き方 |
|---|
対象 | どなたでもどうぞ | 5歳までの子と保護者向け |
費用 | ― | 参加は無料です |
申込 | 要事前申込 | 申込なしで直接お越しください |
リーズのStory Busが配るチラシにも、停まる曜日と時間に加えて無料であることと対象の年齢が書かれています。告知の最後は「何時にどこへ来ればよいか」の1行で締めると迷われません。
住民が自分で撮って広めたくなる場所を用意する
館から出す投稿の数には限りがあるので、来館した人が撮って広める流れを作ると発信量が変わります。写真を撮ってよい場所をはっきり示すのが最初の一歩です。
- 撮影してよいコーナーを決めて床や壁に案内を貼る
- 季節や地域の話題に合わせた展示を月ごとに入れ替える
- 館の名前を入れたハッシュタグを掲示とカウンターでそろえる
- 投稿された写真を許可を取ってから館のアカウントで紹介する
紹介された人はまた来て撮りたくなり、見た人は行ってみたくなります。職員が撮る負担を減らしながら、住民の言葉で館の良さが伝わる形へ近づきます。
図書館のSNS活用事例に学ぶ発信の型
データで届け先を絞った英国リーズのStory Bus
まず参考になるのは届け先をデータで絞り込んだ例です。英国リーズのStory Busは0歳から5歳未満の子どもと保護者だけを対象にした2台の移動図書館で、巡回先は現在6か所に絞られています(参照:CA2105 – 移動図書館の再編と機能拡張:英・リーズのStory)。
絞り方の根拠は英語以外の本の貸出率や小児言語療法サービスへの紹介率といった手元のデータです。感覚ではなく数字で相手を決めたので、支援が必要な地域の親子へ直接届く形になりました。
- 届けたい相手を年齢や家族構成まで言い切る
- 貸出データや地域の人口の特徴から発信先を選ぶ
- 届ける場所と時間を固定して覚えてもらう
- 反応が薄い相手は数か月ごとに入れ替える
SNSでも同じ考え方が使えます。乳幼児の保護者へ向けるなら投稿の時間帯や言葉づかいをその層に寄せて、来てほしい人が反応したかどうかで次の投稿を決めます。
読み聞かせなどの体験を発信の軸に置く型
2つ目は体験そのものを発信の中身にする型です。Story Busでは読み聞かせと歌や手遊びを組み合わせたセッションが行われ、保護者は本を借りること以上にその言語体験へ価値を感じていました。
つまり人が動いている場面が最も伝わります。蔵書の写真を並べるより、司書が声と表情で絵本を読む短い動画のほうが参加したいという気持ちを引き出します。
撮るものに迷ったら、来館者が実際に楽しんでいる場面を優先してください。イベント前の告知だけでなく当日の様子を残すと、次回の案内にそのまま使い回せます。
保育施設や高齢者支援団体との連携を見せる型
3つ目は外部との連携を発信に乗せる型です。米国の調査では乳幼児の保育・教育施設と連携する図書館が81.5%あり、高齢者支援団体との連携も73%に達しています(参照:E2919 – 豊かなコミュニティのための公共図書館サービス(米国))。
連携先は発信を一緒に広げてくれる相手でもあります。保育施設や地域の支援団体が投稿を共有すれば、図書館のアカウントを知らない家庭にも話が届きます。
- 訪問や出張読み聞かせの様子を相手の許可を得て投稿する
- 連携先の名前を出して誰と組んでいるかを明記する
- 写真や文章を相手も使える形で渡して共有してもらう
- 高齢者向けの講座は家族が見つけられる言葉で書く
来館型の施設が発信から予約を生んだ事例
最後は来館型の施設がSNSから申し込みを作った例です。芦原国際ホテル美松は写真中心の発信を見直し、相手を絞った動画へ切り替えてSNS経由の宿泊予約47件を生みました。
図書館での予約はイベントや講座の申し込み、来館の予定づけに当たります。投稿の最後に申し込み先を必ず置くだけでも、見た人の行動が数字として残るようになります。
型 | 真似る中身 | 見る数字 |
|---|
届け先を絞る | 相手を年齢や地域で言い切る | 狙った層からの反応 |
体験を見せる | 読み聞かせの場面を動画にする | 保存数と再生数 |
連携を見せる | 相手の名前を出して共有を頼む | 外部からの流入 |
申し込みにつなぐ | 投稿へ申込先を必ず置く | イベント申込数 |
図書館のSNS活用にかかる費用と体制の決め方
外注と職員の内製はどちらが安く済むか
何年も続ける前提なら、職員が自分で作る内製のほうが総額は安く収まります。外注は立ち上がりが早い代わりに毎月の委託費が続き、予算の更新ごとに削減の候補へ上がりやすくなります。
進め方 | 費用のかかり方 | 向いている図書館 |
|---|
外注にまとめる | 毎月の委託費が続く | 担当を置く余裕がない館 |
職員だけで内製 | ほぼ人件費だけで済む | 発信の経験がある職員がいる館 |
研修で習って内製 | 最初だけ費用が出る | 数年続ける前提の館 |
SNSの経験者がいない状態から始めた芦原国際ホテル美松様は、外注ではなく職員が自分で作る形を選びました。ターゲットの決め方と動画の作り方を習ったことで、発信が予約につながる形へ変わっています。図書館でも同じで、館の中にノウハウが残る進め方が結果的に安くなります。
職員の作業時間をどう見積もって確保するか
時間の見積もりは投稿本数から逆算します。月に何本出すかを先に決めてから、1本あたりの撮影と編集と確認の時間を足すと必要な人手が見えてきます。
見積もるときは次の5つに分けて考えると、抜けが出ません。
- 撮影:館内の様子と新着資料をまとめて撮る日を月に1日作る
- 編集と文章:1本の持ち時間を決めて超えたら簡単な形へ切り替える
- 確認:館長や担当課の決裁を1回で終える流れにしておく
- 返信:コメントや質問を見る時間を開館時間の中で固定する
- 振り返り:月末に伸びた投稿と伸びない投稿を並べて翌月へ回す
大事なのは当番表に書き込んで業務として認めることです。手が空いたらやる扱いのままでは、繁忙期にいちばん先に止まります。
最低限そろえたい機材と無料で使える道具
機材はスマートフォン1台から始められます。高価なカメラや編集ソフトを買うより、手ぶれを止める三脚と明るさを足す照明を先にそろえたほうが見栄えは上がります。
- 館の備品のスマートフォン(撮影と編集を1台で完結させる)
- 卓上の三脚(書架の前で同じ高さから撮れる)
- 小型の照明(窓から遠い書庫や夕方の撮影に効く)
- 無料の動画編集アプリ(字幕と音楽を付ける)
- 無料のデザイン道具(お知らせ画像の文字入れに使う)
動画の編集はInstagramの公式アプリで足ります。操作の手順は【2025年最新】Editsアプリの使い方を初心者にもわかりやすく解説!Instagramの編集に最もおすすめな理由とはでまとめているので、担当者が替わるときの引き継ぎ資料として渡すと早く立ち上がります。
予算要求と決裁のために用意する資料
決裁を通す資料は分厚くしません。目的と担当と費用と測り方の4点がA4一枚に収まっていれば、議会や上の課への説明にもそのまま使えます。
- 目的:来館者を増やすのか特定の年代へ届けるのかを1行で書く
- 現状の数字:フォロワーと来館者と貸出の数を開始前に控える
- 体制:月の投稿本数と担当者名、1人あたりの作業時間
- 費用:研修費と備品の内訳(0円の項目もそのまま書く)
- 評価:半年後に見る指標と、届かなかったときの見直し方
評価の書き方は特に気をつけたいところです。米国の調査では、サービスを使った人に起きた変化まで測っている館は25.5%にとどまります(参照:E2919 – 豊かなコミュニティのための公共図書館サービス(米国))。投稿数や参加者数だけでなく、来館や相談が増えたかまで追う形にすると次の予算が通りやすくなります。
図書館のSNS活用でつまずく原因と注意点
投稿の承認に時間がかかって旬を逃す
図書館のSNSが止まる最初の原因は、投稿のたびに決裁を回す運用です。新刊の入荷やイベント当日の様子は数日たつと価値が落ちてしまいます。紙の広報と同じ手順を当てはめると投稿のタイミングが毎回遅れます。
止めないためには、承認そのものを無くすのではなく事前に決める範囲を広げる考え方が役立ちます。先に型と言い回しを決めておけば個別の確認は要りません。
- 月初に1か月分の投稿テーマと写真の種類をまとめて承認しておく
- 新刊紹介や休館のお知らせは定型文を作り担当者の判断で出せるようにする
- 館長や課長の確認が必要なものを3つだけ決めて残りは事後報告にする
- 緊急の対応だけチャットで即決できる連絡先を一本化しておく
担当者の異動でアカウントが止まる
自治体の図書館でいちばん多い失敗は、担当者の異動で運用が丸ごと消えることです。IDとパスワードが個人の手元にあると引き継ぎの時点で入れなくなります。投稿の作り方が本人の頭の中にしかない状態も同じ危険があります。
担当が替わっても続く形にするには、人ではなく館に運用を残す必要があります。SNSCHOOLの支援でTwitter運用を始めたセイリン株式会社様の例でも、型を決めてから投稿が安定しました。
- ログイン情報は館の共有アカウントで管理し複数名が入れる状態にする
- 投稿の型と過去の反応をスプレッドシートに残して次の担当へ渡す
- 館内で2名以上が投稿できるようにして1人に負担を寄せない
- 異動の時期に合わせて引き継ぎの打ち合わせを必ず1回入れる
著作権と撮影の同意で気をつけること
図書館の発信は本と人が主役なので、権利と同意の確認を省くと後から問題になります。表紙の画像や本文の一部は著作物なので扱いに決まりがあります。利用者が写った写真も本人の同意なしには出せません。
面倒に見えても、確認の手順を一度決めてしまえば毎回迷わずに済みます。イベントの受付の時点で同意を取る形にすると現場の負担が軽くなります。
- 表紙の写真は出版社の決まりを確かめてから使う
- 本文の引用は紹介に必要な範囲にとどめて出典を書く
- イベントの申込書に撮影と掲載の同意欄を入れておく
- 子どもが写る写真は保護者の同意を取り顔が分からない角度も検討する
フォロワー数だけを目標に置かない
フォロワー数を唯一の目標にすると、話題性だけを狙った発信に流れて来館につながりません。見るべきは投稿が利用の行動にどう結びついたかです。米国の公共図書館の調査でも、プログラム数や参加者数を測る館は90.2%に対して利用者に起きた変化を測る館は25.5%にとどまっています(参照:E2919 – 豊かなコミュニティのための公共図書館サービス(米国))。数を数えるだけで終わる状態は日本の図書館でも起こります。
目標は館の目的に合わせて2段で持つのが現実的です。発信の反応と来館や貸出の動きを並べて見ると、次に何を直すかが見えてきます。
- 発信の反応は保存数とプロフィールへのアクセス数で見る
- 館の成果はイベントの申込数と新規の利用者登録数で見る
- フォロワー数は月に一度だけ確認して日々の判断には使わない
まとめ:図書館のSNS活用は小さく始めて続く体制を作るのが先
最初に決めるのは届ける相手と評価の指標
図書館のSNSは発信を始める前に届ける相手と測る指標を決めるところから始めます。相手が決まらないまま投稿すると新刊の案内だけが並び、誰の役にも立たない発信になります。
指標は投稿数や参加者数のような活動量だけで終わらせず、来館や貸出の変化まで見ます。米国の調査でも活動量の集計は広く使われている一方で、利用者に起きた変化まで測る館は限られます(参照:E2919 – 豊かなコミュニティのための公共図書館サービス(米国))。
- 届ける相手を子育て世代や高齢者など1つに絞る
- 相手が困っていることを窓口の質問から洗い出す
- 月ごとに見る数字を3つまでに決める
- 半年後に何が変わっていれば成功かを先に書く
続ける仕組みは担当者1人に任せない
止まる原因のほとんどは人です。得意な職員1人に任せると異動や繁忙期で更新が途切れ、積み上げたフォロワーとの関係も薄れていきます。
投稿の型と当番表を作れば、慣れていない職員でも同じ品質で出せます。ホテルの事例では担当者が不在の状態から始め、型を決めて動画の投稿を習慣にしたことで予約まで届く発信へ変わりました。
- 投稿の型を3〜5種類に決めて使い回す
- 撮影と文章づくりを分けて複数人で持つ
- 公開前の確認は1人がその日のうちに済ませる
- 月1回30分だけ数字を見る会を入れる
判断に迷ったときの相談先の選び方
迷ったときは代行ではなく職員が自分で回せるようになる支援を選びます。委託だけで進めると館内にノウハウが残らず、契約が切れた時点で発信が止まります。
選ぶ基準は実績の数より、同じ悩みから成果まで進んだ過程を見せられるかです。医療機器メーカーの事例のように発信に踏み出せない状態からでも、進め方が決まれば問い合わせにつながります。
よくある質問
Q1. 図書館のSNS活用はどの媒体から始めるのがよいですか?
A. まず届けたい相手が使っている媒体を1つに絞ります。子育て世代や行事の告知ならInstagram、休館や災害時の連絡ならXが向いています。複数を同時に開くと更新が止まるので、1つで形を作ってから広げる進め方が安全です。
Q2. 職員だけで運用できますか。それとも外注が必要ですか?
A. 撮影と投稿は職員だけでも回せます。ただし何を目標にして何を測るかの設計は、経験がないと手探りになりがちです。設計と最初の型づくりだけ外部に頼み、日々の投稿は館内で担う形にすると費用を抑えられます。
Q3. フォロワーが少ない時期でも効果はありますか?
A. あります。発信を見た人から直接の連絡や問い合わせが入る例があり、フォロワー数が多くない段階でも成果は生まれます。来館型の施設では、フォローしていない人に届いた割合が伸びたことで来館や予約につながった事例もあります。
Q4. 成果はどの数字で報告すればよいですか?
A. 貸出数や行事の参加者数といった来館の数字と、投稿の表示回数やプロフィールへのアクセス数を並べて見ます。米国の調査では活動量の評価が最も多く使われ、参加者に起きた変化まで測る館は限られていました。まずは来館につながる数字を1つ決めてください。
SNSを自社で運用し、売上や採用につなげた10社の取り組みを、無料の資料にまとめています。自社なら何から始めればいいかを具体的に掴みたい方は、ぜひご請求ください。進め方を直接相談したい場合は、30分の無料相談もあわせてご利用いただけます。
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