学校のSNS成功事例から見える成果の出方
成功事例が示す「ゼロから立ち上げた3ヶ月」の数字
立ち上げ直後の3ヶ月で見るべきなのは申込数ではなく反応の総量です。採用アカウントをゼロから作った星晶会様では約3ヶ月でインプレッションが約2.6万件まで積み上がりました。アカウントが無い状態から始めても、届く回数は3ヶ月で数万件の規模まで動きます。
- インスタ経由の求人応募:研修前0件から2件を獲得
- プロフィールアクセス:0件から1,088件(約3ヶ月の合計)
- 月間のリール投稿:ほぼ0本から8〜9本へ
- リール動画の再生数:最大8,000回再生
並べると順番が見えてきます。先に動くのは投稿の本数で、そのあとに再生数とプロフィールアクセスが伸び、最後に応募という成果が出ています。学校も同じ順番で、説明会の申込が動く前に閲覧と保存が先に増えます。
フォロワーが増えた事例とインプレッションが伸びた事例の違い
成功事例は大きく2種類に分かれます。既存アカウントを伸ばし直した型と、アカウントをゼロから立ち上げた型です。どちらを自校の参考にするかで、追う数字も最初の3ヶ月の動き方も変わります。
事例 | 始め方 | 伸びた指標 | 学校での近い場面 |
|---|
鳥居建設21様(建設) | 既存アカウントの改善 | フォロワー約500人から1,730人・インプレッション約6倍 | 数年前に開設して更新が止まっている公式アカウント |
星晶会様(医療) | ゼロから新規開設 | インプレッションとプロフィールアクセスが0件から立ち上がり | 生徒募集用や部活用に新しくアカウントを作る場面 |
フォロワー数は看板の大きさで、インプレッションは実際に届いた回数です。学校は通学圏という枠があるため、フォロワーの総数だけを追うと途中で伸びが止まります。届いた回数と見に来た人数を主役に置いたほうが実態に合います。
学校に当てはめたときに見るべき指標はどこか
自校で見る数字は3つまでに絞ると運用が続きます。担当の先生が本業の合間に確認する前提なので、毎月同じ画面で取れるものだけを選ぶのが現実的です。
- プロフィールアクセス数:学校名で検索された回数に近く、関心の強さが読める
- 保存数:在校生や受験生が後で見返した印で、内容が役立ったかが分かる
- リールの再生数:まだ学校を知らない層へどれだけ届いたかの目安
- 説明会やオープンスクールの申込経路:申込フォームにSNSの選択肢を足して数える
- 資料請求時のアンケート:どの投稿で知ったかを自由記述で拾う
大事なのは前月との比較です。他校の数字と並べても条件が違うので、自校の先月と比べて伸びているかだけを見れば判断できます。申込経路の計測はフォームに1行足すだけなので、立ち上げと同時に仕込んでおくと後から効きます。
他業種の成功事例をそのまま真似すると外れる理由
他業種の成功事例は構成の参考にはなりますが、やり方をそのまま移すと噛み合いません。学校は買う人と使う人が分かれていて、動く時期も決まっているためです。
- 決める人が複数いる:生徒本人と保護者の両方が納得しないと受験につながらない
- 募集の山が年に1〜2回:日常的に買われる商品と更新の設計が違う
- 写りものの扱いが厳しい:生徒の顔や個人が分かる情報に許諾の手順が必要
- 比較のされ方が違う:価格ではなく校風や進路実績で選ばれる
一方で投稿の型や分析の進め方は業種をまたいで使えます。予約や来店につなげる流れはホテル業界のSNS成功事例5選|予約・集客につながる運用術でも整理しているので、学校の説明会集客に置き換えて読むと組み立てやすくなります。真似するのは手順で、数字の目標は自校の母数から決めてください。
なぜ学校のSNSが広報と生徒募集につながるのか
学校案内やホームページだけでは伝わらないもの
学校案内とホームページは完成度が高いぶん、どの学校も似た印象に見えてしまうという弱点があります。写真は晴れた日の校舎と笑顔の生徒で揃い、文章は教育理念と進学実績でまとまります。保護者が本当に知りたいのは、その学校で子どもがどんな一日を過ごすのかという温度のある情報です。
SNSはその隙間を埋める道具になります。更新の手間が軽いので、行事の準備風景や部活の練習、先生が授業を組み立てる様子まで出せます。完成された広報物では落ちてしまう日常こそ、比較検討している家庭の判断材料になります。
- 学校案内では載せきれない日々の授業や部活の様子
- 先生や生徒の話し方や雰囲気といった人の情報
- 行事の本番だけでなく準備や練習の過程
- 在校生の素直な感想や進路選びの本音
保護者が進学先を調べる動線の変化
いまの保護者は学校名を知った時点で、公式サイトより先にSNSで検索する人が増えています。検索結果の文章を読むより、短い動画や写真を数本見たほうが雰囲気をつかみやすいからです。説明会の予約まで進む前に、SNS上で候補から外れている学校もあります。
この流れは、SNSが入口と比較の両方を担うようになったことを意味します。入口では学校を知らなかった家庭に偶然届き、比較では他校と並べて見られます。どちらの場面でも、更新が止まっているアカウントは不安材料として働いてしまいます。
在校生と卒業生が発信の担い手になる構図
学校には企業にない強みがあります。在校生と卒業生という、学校を語れる人が毎年増え続ける構造です。広報担当が一人で発信を抱える必要はなく、生徒の部活紹介や卒業生の進路インタビューを素材にすれば投稿の幅が一気に広がります。
さらに生徒や卒業生が自分の出た投稿を共有すると、学校が直接届けられない層まで情報が流れます。友人や親戚にまで広がる経路は、広告では買えない伝わり方です。公開範囲や顔出しの同意だけは、運用の前に書面で決めておく必要があります。
- 生徒が主役の投稿は家族や友人へ自然に共有される
- 卒業生の進路の話は受験生の家庭に直接響く
- 素材集めを分担できるので広報担当の負担が減る
- 顔出しと氏名の扱いは保護者の同意を先に取る
教職員の採用にも同じ投稿が効く理由
生徒募集のために作った投稿は、そのまま教職員の採用にも働きます。教員が職場を選ぶときに見るのは、生徒との距離感や職員室の雰囲気といった、求人票に書けない部分だからです。日常を出し続けているアカウントは、応募前の不安をかなり減らせます。
採用目的のSNSが成果を出すことは、他業種でも確かめられています。医療社団法人 星晶会様はゼロから採用専用のInstagramを立ち上げ、約3か月でインスタ経由の求人応募を2件獲得しました。看護師採用という人が採りにくい領域での結果なので、教員採用にも通じる話です。
同じ素材が広報と募集と採用の三つに効くため、投資の回収先は一つではありません。説明会の集客だけで費用対効果を測ると、SNSの価値を小さく見積もることになります。
学校のSNS成功事例に共通する5つのポイント
誰に向けた発信かを1つに決めている
伸びている学校のアカウントは発信の相手を1つに決めています。中学生本人と保護者では知りたいことが違うので、同じ投稿を並べても両方に届きません。
- 受験を控えた生徒本人へ学校生活の雰囲気を見せる
- 保護者へ進路の実績や安全面の取り組みを伝える
- 在校生と卒業生へ部活や行事の記録を残す
- 地域の方へ学校の活動や開放行事を知らせる
決めた相手は半年ほど変えずに続けるのが基本です。相手がぶれるとフォロワーの興味もばらけてしまい、保存や問い合わせまで進みません。
校内の日常を撮る仕組みが決まっている
投稿が止まる学校はほぼ素材不足です。成功している学校はどの場面を誰が撮るかを先に決めていて、行事の日だけ慌てて集める形になっていません。
- 朝の登校風景と授業中の一コマ
- 部活動の練習と大会前の準備
- 行事の準備段階(本番より反応が出やすい)
- 教員や在校生への短いインタビュー
教員が自分のスマホで撮った素材を共有フォルダへ入れる形にすると負担が一人に偏りません。撮影と公開の範囲は年度の初めに保護者へ伝えておくと後の確認が減ります。
投稿本数が落ちない担当の置き方をしている
担当を1人に任せている学校は異動や繁忙期で必ず止まります。撮る人と文章を書く人と最終確認をする人を分けて、2〜3人で回す形が続いています。
医療法人の採用アカウントの例では、ほぼ0本だった月間のリール投稿が8〜9本まで増えて応募の獲得につながりました。本数が安定すること自体が成果の前提になります。
学校の場合は週1本のような続けられる本数を先に決めるのが現実的です。担当者の時間を校務分掌の中へ入れておけば、忙しい時期でも後回しになりません。
学校説明会やオープンスクールへの導線がある
フォロワーが増えても申し込みが動かない学校は導線が抜けています。プロフィールのリンクを説明会の申し込みページへ差し替えるだけでも反応が変わります。
投稿の最後に次の説明会の日程を入れておく形も効きます。媒体ごとの見せ方の違いは大学SNS成功事例5選|Instagram・X・YouTube別の運用法でまとめているので、自校で使う媒体を選ぶときの参考にしてください。
数字を見て投稿の形を変えている
成功事例はどこも投稿のあとに数字を見て形を直しています。建設会社の事例ではリール動画の改善とインサイトの確認を続けてインプレッションが約6倍まで伸びました。
- 保存数:あとで見返したいと思われたか
- プロフィールへのアクセス数:学校を詳しく知りたくなったか
- リンクのクリック数:申し込みまで進んだか
- 再生の完了率:動画の最後まで見られているか
確認は月1回で足ります。数字の良かった投稿の構成をそのまま次の月へ使い回すと、少ない手間で反応の取れる型が増えていきます。
小中高それぞれの学校SNS運用の進め方
小学校は保護者向けの安心づくりを軸にする
小学校のSNSは生徒募集よりも、保護者の安心づくりを先に置くと手応えが出ます。届ける相手は在校生の保護者と就学前の家庭で、どちらも知りたいのは学校の雰囲気と毎日の様子です。入学説明会までの接点が少ない家庭ほど、日常が見えるアカウントを参考にします。
- 登校から給食までの一日の流れ
- 行事の準備風景と当日の子どもの表情
- 保健室や通学路の安全など家庭が気にする備え
- 先生の人柄が伝わる自己紹介やひとこと
- 持ち物や日程といった連絡事項の補足
顔出しの範囲は入学時の同意書で先に決めておくと、現場の先生が迷わず撮影できます。後ろ姿や手元だけの写真でも教室の空気は十分に伝わるので、無理に顔を写す必要はありません。
中学校は在校生の姿と部活動の見せ方が効く
中学校では在校生のリアルな姿が、進学先を比べている小学生の家庭にいちばん届きます。学校案内では分からない部活動の雰囲気や先輩の様子が、志望の決め手になりやすいためです。
- 部活動の練習風景と大会の結果報告
- 生徒会や委員会が自分たちで動いている場面
- 定期テスト前の学習サポートのやり方
- 制服や校則が実際にどう運用されているか
- 卒業生が振り返る三年間の過ごし方
運用を広報担当ひとりに背負わせると、更新が止まって成果が出る前に終わります。部活動の顧問が素材を撮って広報担当がまとめる分担にすれば、負担を分けたまま投稿本数を保てます。
高校は進路実績と生徒の言葉を組み合わせる
高校は進路実績と在校生の言葉をセットで出すのが基本になります。合格先の一覧だけでは他校と見分けがつかず、受験生の記憶には残りません。どんな指導や環境がその進路を支えたのかを、生徒本人の言葉で語ってもらうと説得力が変わります。
採用アカウントをゼロから立ち上げた医療法人の事例でも、現場で働く人の姿を短い動画で出し続けたことが応募につながりました。学校でも同じで、人が映っている投稿ほど問い合わせの手前まで進みます。
- 進学した先輩が語る受験期の過ごし方
- 授業や探究活動の中身が分かる動画
- 部活動と勉強を両立している生徒の一日
- 指定校推薦や総合型選抜の対策の様子
- 卒業後の進路先で働く卒業生の近況
私立と公立で変わる発信の自由度と決め方
同じ校種でも、私立と公立では発信できる範囲と決め方が大きく違います。自校がどちらの前提に立つかを確かめてから、運用の形を決めてください。
項目 | 私立 | 公立 |
|---|
主な目的 | 出願者の確保とブランドづくり | 地域と保護者への情報公開 |
決裁の流れ | 広報担当から管理職まで短い | 教育委員会への確認が入る場合がある |
出せる内容 | 進路実績や独自の教育方針を前面に出せる | 特定の生徒や成果を強く押し出しにくい |
更新の体制 | 担当者を置いて予算を組みやすい | 教員の持ち回りになりやすい |
私立は自由度が高いぶん、何を売りにするかを決めないと投稿がばらけます。公立は制約がある前提で、年間行事に沿った投稿カレンダーを先に作ると続けやすくなります。どちらも最初に決裁のルールを文書化しておくと、投稿のたびに止まる状態を防げます。
学校のSNS運用にかかる費用と外注・内製の比較
外注した場合にかかる費用の内訳
外注の見積もりは月額ひとつの数字で届くことが多く中身が見えません。先に内訳を分けて見れば自校に足りない部分だけを頼めます。
- 戦略と設計:誰へ何を伝えるかとアカウントの方向を決める
- 撮影と編集:リール動画や写真の制作と仕上げ
- 投稿と運用:投稿作業とコメントやDMへの対応
- 分析と報告:数字の確認と翌月の改善案づくり
- 教育と伴走:先生が自分で回せるようにする研修
費用が大きく動くのは撮影と編集で、動画の本数が増えるほど金額が積み上がります。先生が撮った素材を渡して編集だけ任せる形にすると同じ本数でも抑えられます。
見積もりを比べるときは総額ではなく、どの作業が含まれて何が別料金なのかを並べて確認します。学校行事の多い時期だけ本数を増やせるかも先に聞いておきます。
内製に寄せたときに必要になるもの
内製はお金のかからない方法ではなく、人の時間と校内の仕組みが必要になります。そこが抜けたまま始めると担当の先生が一人で抱え込み投稿が止まります。
- 担当者の時間:週に数時間を校務の中へ正式に入れる
- 撮影と編集の技術:スマホで撮って短い動画へまとめる手順
- 公開の基準:生徒や保護者の写真をどこまで出すかの決まり
- 数字の読み方:インサイトを見て次の投稿へ反映する流れ
- 引き継ぎの記録:担当が替わっても同じ品質で続けられる資料
このうち技術と数字の読み方は研修で短い期間に埋められます。時間の確保と公開の基準は校内の決定が必要なので管理職が先に決めます。
項目 | 外注中心 | 内製中心 | 立ち上げ期だけ支援 |
|---|
費用の出方 | 毎月ほぼ一定で続く | 人件費として内側に出る | 最初だけ重く後は軽い |
先生の負担 | 小さいが素材提供は残る | 大きく偏りやすい | 最初は大きく徐々に減る |
動き出しの速さ | 速い | 遅くなりやすい | 速い |
続けやすさ | 予算が切れると止まる | 技術が残れば続く | 技術が校内に残る |
立ち上げ期だけ支援を入れる形の考え方
多くの学校で現実的なのは立ち上げ期だけ支援を入れて、その後は校内で回す形です。最初の数か月でつまずく部分を外から埋めてしまえば負担の山を越えられます。
- 1か月目:発信の方向決めとアカウントの作り込み
- 2か月目:撮影と編集の型をつくり本数を安定させる
- 3か月目:数字を見て投稿内容を直す練習
- その後:校内で回しながら必要なときだけ相談する
医療社団法人 星晶会様では採用のアカウントをゼロから立ち上げ、月のリール投稿が8〜9本まで増えました。本数が安定すると外へ出す作業そのものが減っていきます。
支援を選ぶときは代行だけで終わる形か先生へ技術を残す形かを確認します。学校は担当者が替わるので、校内に残る形のほうが長い目で見て安く済みます。
費用対効果をどの数字で判断するか
費用対効果はフォロワー数だけで判断しないほうが安全です。生徒募集につながる手前の動きを数字で押さえておけば判断を間違えません。
- 資料請求や問い合わせの件数
- 説明会やオープンスクールの申込数
- プロフィールへのアクセス数
- 保存数と動画の再生数の伸び
- 先生が使った作業時間
星晶会様は約3ヶ月でSNS経由の応募を2件獲得しました。件数が小さくても、これまでゼロだった経路が動いたことは十分な判断材料になります。
株式会社鳥居建設21様のように投稿の見せ方を直して表示回数を伸ばした例もあります。他の業種でも同じ見方で成果を追っていて、農業のSNS成功事例まとめ|販路拡大・ブランド化につながる最新活用術では広がりを数字で確かめる流れをまとめています。
判断の時期も始める前に決めておきます。3か月目で数字が動いているかを見て、続けるか支援の形を変えるかを会議で決める流れが現実的です。
学校のSNS運用でよくある失敗と注意点
個人情報と肖像権の線引きを決めていない
学校のSNSで最初につまずくのは生徒が写った写真の扱いです。線引きを決めないまま始めると後から削除や説明に追われます。
先に紙へ書いて関係者で共有しておきたいのは次の5つです。
- 写真と動画の掲載について保護者の同意をどう取るか
- 顔がはっきり分かる写り方をどこまで許すか
- 名前や学年や部活名をどの範囲まで出すか
- 掲載をやめてほしいと言われたときの受け付け先
- 卒業や転校のあとに投稿を残すかどうか
同意は入学時の書面へまとめておくと年度ごとの確認が軽くなります。迷う写真は無理に出さず別の写真へ差し替える方が安全です。
担当者1人に任せて投稿が止まる
担当を1人に寄せた運用はその先生が忙しくなった時点で止まります。学校の年間行事は波があるので個人の余力に頼る形は続きません。
止めないためには撮る人と作る人と確認する人を分けておきます。
- 行事ごとに撮影を頼む先生をあらかじめ決める
- 編集と投稿は週に1回まとめて片付ける
- 1か月分の投稿のネタを先に並べておく
- アカウントの管理者権限を複数人で持つ
外の支援を入れる場合も学校側に作り方が残る形を選びたいところです。研修でリール作りと数字の読み方を身に付けた鳥居建設21様のように、担当が替わっても回る体制が理想になります。
行事の報告だけで学校の魅力が伝わらない
運動会や文化祭の報告だけを並べると、どの学校も似た見た目になります。保護者や受験生が本当に見たいのはふだんの授業と先生の雰囲気です。
行事の投稿へ次のような中身を混ぜると学校の個性が出てきます。
- 授業の一場面と使っている教材
- 在校生が自分の言葉で話す短い動画
- 先生が指導で大事にしている考え方
- 部活や放課後の何でもない日常
- 校舎や設備が実際に使われている様子
採用アカウントをゼロから立ち上げた星晶会様も、働く人の姿を出すことで応募につなげました。学校も同じで人の顔と考えが見える投稿が問い合わせを生みます。
コメントや問い合わせへの対応ルールがない
コメントやDMの対応はルールが無いと担当者の個人判断になります。その場の返信が学校の見解として受け取られる危険があります。
投稿を始める前に対応の決まりを4つ決めておくと安心です。
- 返信する内容と返信しない内容の線引き
- 批判的な書き込みへの最初の対応と報告先
- 説明会や出願の質問を誰へ引き継ぐか
- 管理職へ上げる基準とその速さ
個別の相談がDMで届いたときはSNSの中で答えず電話や窓口へ案内します。público な場で個人の事情に触れない姿勢を守ると炎上の芽をつぶせます。
まとめ:学校のSNS成功事例を自校の生徒募集につなげるために
まず決める3つのこと
学校のSNSは始める前の決めごとで成果が大きく変わります。発信の量を増やす前に、誰に何を届けて何を増やしたいのかを先に固めておきます。
- 目的:受験者数を増やすのか教員採用を助けるのか、ひとつに絞る
- 相手:受験生本人か保護者かを決めて投稿の言葉づかいをそろえる
- 見せる中身:授業・部活・行事のうち自校の強みが伝わるものを選ぶ
- 担当:主担当と承認者を名前で決めて不在時の代わりも用意する
ここを曖昧にしたまま走ると投稿内容が毎回ぶれて、見ている人に学校の印象が残らないまま時間だけが過ぎます。
立ち上げ期に見る数字と判断の目安
最初から応募や出願の数だけを見ると判断を誤ります。見られた回数、プロフィールを見られた回数、問い合わせの順で段階的に確認するのが現実的です。
- 1か月目:投稿を続けられているか、表示回数が増え始めているか
- 2か月目:プロフィールへのアクセスが積み上がっているか
- 3か月目:資料請求やオープンスクールの申し込みに動きが出たか
採用アカウントをゼロから作った星晶会様では、約3か月でプロフィールアクセス1,088件と求人応募2件まで到達しました。学校でも同じように、入口の数字から順に伸びているかを見ます。
校内で続ける体制づくりから始める
外注で形を作っても、校内に運用の型が残らないと契約が切れた時点で止まります。長く続ける前提なら、教職員が自分で回せる状態を作るところから始めるのが近道です。
- 撮影と編集の手順を書き出して誰でも同じ品質で作れるようにする
- 投稿前の確認ルートを決めて公開までの時間を短くする
- 月1回は数字を見る場を設けて次の投稿内容を決める
鳥居建設21様のように、社内で分析して改善まで回せるようになった組織は成果が続きます。自校で何から着手すべきか迷う場合は、現状の運用状況をお聞かせいただければ進め方を一緒に整理します。
よくある質問
Q1. 学校のSNSはInstagramとX(旧Twitter)のどちらから始めるべきですか?
A. 生徒や保護者の目に触れる回数を増やすならInstagramから始める形が現実的です。写真と短い動画で校内の雰囲気を伝えられるためで、Xは行事の告知や緊急連絡を補う役割に向きます。両方を同時に立ち上げると投稿が止まりやすいので、まず1つに絞って続けられる形を作る判断が先になります。
Q2. 学校のSNS運用で成果が出るまでにどのくらいかかりますか?
A. 立ち上げから数字が動き始めるまでには一定の時間がかかります。採用アカウントをゼロから作った医療社団法人 星晶会様の事例では、約3ヶ月でインプレッションが0件から約2.6万件まで伸び、インスタ経由の求人応募を2件獲得しました。学校でも同じく、最初の数ヶ月は投稿本数を落とさない体制づくりに集中する形が近道です。
Q3. 生徒や保護者が写る写真を投稿しても問題ありませんか?
A. 事前の同意取得と、公開範囲の決め方を文書で固めてから運用する必要があります。入学時の同意書で写真の利用範囲をそろえておけば、投稿のたびに確認する手間が減ります。顔を出さない撮り方や後ろ姿中心の構図を標準にしておくと、担当者が判断に迷う場面そのものを減らせます。
Q4. 外注と内製はどちらが学校に向いていますか?
A. 校内の出来事を撮れるのは教職員だけなので、撮影と投稿は内製に寄せる形が合います。一方で企画の型づくりや分析は外部の支援を受けたほうが早く立ち上がります。費用を抑えつつ続けたいなら、立ち上げ期だけ支援を入れて、その後は校内で回す進め方が現実的な選択になります。
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