BtoB企業こそInstagramを使うべき理由とは?
BtoB企業がInstagramを使うべき理由は、意思決定者の情報収集行動がSNSにシフトしているからです。
「うちの取引先はSNSなんか見ていない」 そう感じる方もいるかもしれません。でも、それは少し古い感覚かもしれないんです。
Instagramの国内MAUは推計約6,600万人
まず押さえておきたいのが、Instagramの国内利用者の多さです。
Meta日本法人代表の味澤将宏氏が公式イベント「House of Instagram Japan 2024」で示したデータによると、Instagramの国内MAUは2019年比で約2倍以上に増加しています。各種推計を合わせると、国内の月間アクティブユーザーは約6,600万人に達しています。
これは、日本のスマホ保有層のほぼ全員に近い規模です。BtoB企業の取引先担当者や決裁者も、当然そのなかに含まれています。
検索エンジンからSNS検索への大きな変化
もう一つ大きな変化が、情報収集の入口です。
クロス・マーケティングの調査では、情報収集の手段が「検索エンジンからSNS検索へ大きく変化している」と指摘されています。
クライアント企業の若手担当者と話していると、Googleで企業名を検索する前に、まずInstagramでその企業を覗いている、という声をよく聞きます。 名刺交換のあとにLinkedInよりInstagramを見る、という方も増えてきました。
つまり、Instagramに何も情報がない状態は、検索結果に何も出てこないのと同じ状態に近づいているのです。
BtoB企業がInstagramを使うべき5つの理由
整理すると、BtoB企業がInstagramを活用する意義は次の5つに集約されます。
# | 理由 | 概要 |
|---|
1 | 商談前の信頼形成 | 検討段階で企業の世界観・姿勢を伝え、第一想起を獲得 |
2 | 視覚での情報伝達 | 製品・サービスを画像や短尺動画で直感的に理解してもらえる |
3 | 採用ブランディング | 社員・社風を見せ、求職者の志望度を高める |
4 | 新しい接点の創出 | 既存営業ルートでは出会えない層にリーチできる |
5 | 購買行動への直接影響 | 検索より購買に直結する情報源として機能している |
特に注目したいのが5つ目です。
リード文でも触れたStandard Insightsの調査では、購買決定に最も影響を与えるSNSとしてInstagram(16.6%)がGoogle検索(14.8%)を上回りました。 これはBtoCだけの話ではなく、最終的に「人が選ぶ」というプロセスがあるBtoBにも当てはまります。

BtoBがInstagramで得られるメリットと、向いている企業タイプ
InstagramはすべてのBtoB企業に同じように効くわけではありません。 得られるメリットと、自社が向いているかどうかを冷静に見極めることが大切です。
BtoB企業がInstagramで得られる4つのメリット
実際に支援先で成果につながっているメリットを、4つに整理しました。
1. ブランド認知・第一想起の獲得
BtoBの商談は、検討期間が長いのが特徴です。 検討フェーズに入ってから比較されるのではなく、その前の「想起される段階」で名前を覚えてもらうことが重要になります。
Instagramは投稿が時間とともに蓄積されるため、継続発信によって企業の世界観が自然と伝わります。 名刺交換した相手があとからアカウントを見たときに、「この会社、こういう姿勢で仕事してるんだ」と感じてもらえるのです。
2. 採用ブランディングの強化
i-plugの2024年調査によると、25卒就活生の59.6%がSNSを使った情報収集を行っており、活用SNSのうち写真投稿型SNS(Instagramなど)は51.1%でした。
採用サイトだけでは伝わらない「働いている人の顔」「日常の雰囲気」を見せられるのが、Instagramの強みです。
3. エンドユーザーへの直接訴求(BtoBtoC)
代理店や卸を介して販売しているBtoB企業の場合、最終ユーザーの声を直接届けられる経路を持つことに意味があります。 最終ユーザーがファンになれば、間接的に取引先からの引き合いも増えていきます。
4. 低コストで始められる
媒体費用がかからない点も、BtoB企業にとっては大きな利点です。 スマホ1台で始められ、最低限の運用なら担当者1名でも回せます。
Instagram運用に向いているBtoB企業の特徴
私の経験上、次のような特徴を持つ企業は成果が出やすい傾向があります。
特徴 | 理由 |
|---|
製品・サービスに視覚的な訴求要素がある | 写真や短尺動画で伝わりやすい |
採用に課題を感じている | 採用ブランディング目的で成果が出やすい |
BtoBtoCモデルで最終ユーザーがいる | エンドユーザー訴求の経路を確保できる |
社員紹介・社内文化を発信できる | 「人」を見せるコンテンツが作れる |
専門知識をコンテンツ化できる | ノウハウ系の保存される投稿につながる |
効果が出にくい企業の特徴と、その対処法
一方で、「うちは向いていないかも」と感じる企業もあるかもしれません。 よくあるパターンと対処法を整理します。
ケース1:商材が高度に専門的で、ビジュアル化しづらい
→ 専門知識を「図解」「比較」「FAQ形式」のカルーセル投稿に変換します。文字情報を視覚化する工夫で、十分にコンテンツ化できます。
ケース2:規制業種で発信内容に制約がある(医療・金融・たばこ等)
→ 製品宣伝ではなく、企業姿勢・社会貢献・採用情報に軸を絞ります。JTやファイザー日本法人は、まさにこのパターンで成果を出しています。
ケース3:ターゲットが極めて狭く、Instagramに存在しない
→ この場合は、別チャネル(LinkedIn・X・業界専門メディア)との組み合わせを検討します。Instagramを単体で使うのではなく、接触経路の一つとして位置づける考え方です。
「うちの業種では難しそう」と感じても、軸の置き方を変えれば運用できるケースは多いものです。
判断に迷ったら、まずは自社の目的を整理する
向き不向きを判断するうえで一番大切なのは、「何のためにInstagramを使うのか」を最初に決めることです。
認知拡大、採用、商談創出のどれを優先するのかによって、運用方針も投稿内容も変わってきます。 ここが曖昧なまま始めると、「フォロワーは増えたけど成果が見えない」という状態に陥りやすいんです。
最初の目的設計を間違えなければ、BtoBでもInstagramは十分に機能します。
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BtoBのInstagram運用を成功させる手順は?
BtoBのInstagram運用を成功させる手順は、目的設定から分析の仕組み化までの6ステップで進めることです。
「とりあえず始めてみよう」で動き出すと、3ヶ月後には投稿ネタが尽きて止まる、というケースをよく見てきました。 最初に手順を押さえておくことで、無理なく続けられる運用体制が作れます。
ステップ1:目的とKPIを設定する
最初にやるべきは、Instagramで何を達成したいかを言語化することです。
BtoBの目的は、大きく3つに分けられます。
- 認知拡大・ブランディング
- 採用ブランディング
- 商談・問い合わせの創出
このうちどれを最優先にするかで、KPIも投稿内容も変わってきます。
KPI設計のコツは、フォロワー数だけを追わないことです。 BtoBのInstagramでは、次の3階層で指標を組み立てると、社内への成果説明もしやすくなります。
階層 | 指標例 |
|---|
一次成果 | 保存数、プロフィール遷移率、リール再生数 |
二次成果 | 指名検索数、サイト流入、資料ダウンロード |
最終成果 | 商談化、採用面談、受注 |
KPI設計の詳しい考え方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。
▶ Instagram運用 KPIの立て方|BtoB企業が押さえるべき指標設計
ステップ2:ペルソナを設計する
次に、誰に届けたいかを具体的に描きます。
BtoBのペルソナ設計で大切なのは、「企業」ではなく「担当者個人」を描くことです。 たとえば「製造業の経営者」ではなく、「従業員50名規模の金属加工メーカーで、採用に悩む40代の総務責任者」というところまで落とし込みます。
その人が普段どんな情報を求め、どんな投稿に反応するのかを想像できる解像度まで掘り下げましょう。
ステップ3:プロフィールを整える
ペルソナが決まったら、アカウントの「顔」となるプロフィールを設計します。
プロフィールで意識したい3要素は次のとおりです。
- アイコン:企業ロゴまたは認識しやすいシンボル
- 名前(検索対象):会社名+業種ワード(例:「◯◯工業|金属加工」)
- 自己紹介文:誰に・何を・どう届けるかを3行以内で
プロフィールは、フォロー判断が決まる最終地点です。 ここがブレていると、せっかくの投稿で興味を持ってもらえても離脱されてしまいます。
ステップ4:投稿企画のテンプレートを作る
毎回ゼロから企画を考えるのは、続かない大きな原因になります。
そこで効果的なのが、投稿の「型」をあらかじめ用意しておくことです。
投稿の型 | 例 | 推奨頻度(週) |
|---|
ノウハウ系 | 業界のお役立ち情報、FAQ | 1〜2回 |
事例系 | 導入事例、施工事例 | 週1回 |
人系 | 社員紹介、1日密着 | 隔週 |
世界観系 | 製品の裏側、企業姿勢 | 週1回 |
このように型を用意しておくと、担当者が変わっても運用品質が保てます。 属人化を防ぐ意味でも、テンプレ化は最初に取り組むべきポイントです。
ステップ5:Instagram検索対策を行う
Instagramの新しいトレンドとして、検索エンジンとしての使われ方が広がっています。
特に若年層の意思決定者は、企業名や業界名でInstagram内検索をかけるようになってきました。
検索対策として押さえておきたいのは次の3点です。
- プロフィール名・自己紹介文に検索キーワードを含める
- 投稿のキャプション冒頭にキーワードを配置する
- ハッシュタグは大・中・小の3層構造で10〜15個
「ハッシュタグを30個つければ広がる」という古いノウハウは、今はむしろ逆効果になることがあります。 質の高いタグを絞って使う方が、現在のアルゴリズムには合っています。
Instagram検索対策の詳細は、こちらの記事もご参照ください。
▶ Instagram検索(SEO)対策|投稿が見つかるアカウント設計
ステップ6:分析と改善の仕組み化
最後に、運用を続けるための分析サイクルを作ります。
おすすめは、月次で次の3つを確認する仕組みです。
- 保存数が多かった投稿トップ3:どんなテーマが響いたか
- プロフィール遷移率の推移:認知から興味への転換率
- 指名検索・問い合わせ数:実ビジネスへの貢献
「フォロワーが◯人増えました」だけの報告では、社内の理解は得られません。 ビジネス成果につながる指標で語れる体制を、最初から作っておきましょう。
最初から完璧を目指さなくて大丈夫です。 3ヶ月単位で勝ちパターンを見つけながら、少しずつ精度を上げていきましょう。

BtoBで成果が出やすい投稿コンテンツの型
BtoBのInstagramで成果が出やすいコンテンツには、明確な「型」があります。 ゼロから企画を考えるのではなく、6つの型を組み合わせることで、ネタ切れせずに継続できる運用が実現します。
ここからは、私が支援先で実際に使っている投稿テンプレートを6つご紹介します。
型1:社員紹介で「人」の温度を伝える
BtoBで最も効きやすいのが、社員紹介の投稿です。
「どんな人が働いているのか」が見えると、企業に対する心理的な距離が一気に縮まります。 採用にもブランディングにも効く、汎用性の高い型です。
投稿テンプレート
- 1枚目:社員の顔写真+名前・部署・入社年数
- 2〜3枚目:1日のスケジュール/仕事のやりがい
- 4〜5枚目:プライベートの趣味/同僚との関係
- 最終枚:「こんな仲間を募集中」「ご相談はDMから」
特に伊藤忠商事の採用公式アカウントやSky株式会社のアカウントは、社員密着リールで採用ブランディングに成功しています。
型2:導入事例で「実績」を視覚化する
導入事例は、検討段階のリードに最も刺さる型です。
文字だけの事例ページと違い、Instagramならビフォーアフターを写真や動画で直感的に伝えられます。
投稿テンプレート
- 1枚目:「導入前 → 導入後」のビジュアル比較
- 2〜3枚目:顧客の課題と選定理由
- 4〜5枚目:導入後の変化(数値があれば併記)
- 最終枚:「事例詳細はプロフィールリンクから」
タカラベルモントのサロン施工事例アカウントは、年間1,000件以上の施工事例を蓄積し、開業希望者の比較検討に直接刺さる事例ライブラリとして機能しています。
型3:ノウハウ・FAQで「保存される」投稿を作る
ノウハウ系のカルーセル投稿は、保存率が高くアルゴリズム評価につながりやすい型です。
「あとで見返したい」と思ってもらえる情報は、検索流入も期待できます。
投稿テンプレート
- 1枚目:「◯◯で失敗しない3つのコツ」など強いタイトル
- 2〜4枚目:見出し+本文を1スライド1テーマで構成
- 5〜6枚目:実例や数値データ
- 最終枚:「保存して見返してください」+関連情報の案内
リール動画の作り方や伸ばし方は、こちらの記事もご参照ください。 ▶ リール動画の作り方・伸ばし方|BtoBで使える企画と編集のコツ
型4:裏側で「世界観」を伝える
製造工程や開発の裏側を見せる投稿は、BtoB特有の専門性を魅力に変えられる型です。
「普段は見られない」希少性が、エンゲージメントを高めます。
投稿テンプレート
- リール形式で15〜30秒
- 製造工程・開発風景・出荷準備などを早回し編集
- テロップで「ここがこだわり」を解説
- 最後に「製品詳細はプロフィールから」
タムロンのアカウントは、自社レンズで撮影された写真と機種情報を組み合わせ、製品の世界観をエンドユーザーに直接届けています。
型5:イベント・展示会で「リアルな接点」を発信する
展示会やセミナーの様子は、ストーリーズで発信するのが効果的です。
「いま、こういう活動をしている」というリアルタイム性が、企業の活発な姿勢を伝えます。
投稿テンプレート
- ストーリーズで開催前・当日・終了後をリアルタイム投稿
- フィード投稿でハイライトをまとめる(カルーセル形式)
- ハイライト機能で「展示会2025」などに集約
- 来場できなかった層に向けて資料ダウンロード導線を設置
型6:採用情報で「会社の今」を見せる
採用ブランディング目的なら、採用情報専用の発信は外せません。
求人広告では伝わらない、社風や働き方のリアルを発信することで、応募の質が変わってきます。
投稿テンプレート
- 募集職種の紹介(業務内容・必要スキル・働き方)
- 先輩社員のキャリア紹介
- 選考フロー・面接で重視するポイント
- カジュアル面談の案内+応募導線
マンパワーグループは、オリジナル漫画「#働くわたしたちのホンネ図鑑」で求職者・働く個人のファン化に成功しています。
6つの型を組み合わせて週次スケジュールに落とし込む
最後に、これらの型を実際の週次スケジュールに落とし込んだ例をご紹介します。
曜日 | 投稿タイプ | 想定の型 |
|---|
月曜 | フィード | ノウハウ・FAQ |
水曜 | リール | 裏側・製造工程 |
金曜 | フィード | 社員紹介または導入事例 |
随時 | ストーリーズ | イベント・日常 |
週2〜3本の質ある投稿が、BtoBでは最低ラインです。 無理のないペースで続けられる型を、自社用にカスタマイズしていきましょう。
「投稿ネタが続かない」を解決する企画テンプレート集
「型は分かったけど、自社向けにどう落とし込めばいいか分からない」という方へ。 当社が支援先で実際に使っている投稿事例を、業種別にまとめました。 明日からそのまま使える形式でご用意しています。
▶ BtoB企業向け 投稿企画テンプレート集をダウンロードする(無料)
BtoB企業のSNS成功事例から学べることは?
BtoB企業のSNS成功事例から学べるのは、媒体は違っても「内製化」「業界の専門性」「具体的な成果指標」という3つの共通原則です。
ここでは、当社が支援したBtoB企業の事例を2社ご紹介します。 媒体はそれぞれTikTok、Xですが、Instagram運用にもそのまま応用できる成功原則が詰まっています。
事例1:株式会社営業ハック(営業代行)|6ヶ月でTikTokフォロワー4,028人を達成
業種: 営業代行(BtoB) 支援媒体: TikTok 期間: 6ヶ月 成果: フォロワー11人 → 4,028人
事業拡大に伴い、企業認知度の向上が課題となっていた営業ハック様。 当初は「SNSは若い人向け」というイメージで、BtoBで成果を出すイメージが持てていませんでした。
取り組んだ施策
- TikTokアカウントの設計とターゲット層の明確化
- 動画コンテンツ企画・構成のアドバイス(営業ノウハウ系)
- 週次の投稿添削と改善フィードバック
- アルゴリズムを活用したリーチ拡大施策
ご担当者の声
「SNSは若い人向けというイメージがあったが、当社のようなBtoB企業でもTikTokで成果が出せることが分かった。営業活動にも良い影響が出ている」
詳細はこちらの事例ページをご覧ください。 ▶ 株式会社営業ハック様 支援事例
事例2:セイリン株式会社(医療機器メーカー)|ゼロから始めてDM経由で業務依頼を獲得
業種: 医療機器(鍼灸用医療機器の製造・販売) 支援媒体: X(旧Twitter) 成果: フォロワー0 → 200人達成、DM経由で業務依頼を獲得
医療機器メーカーとして、製品認知の拡大と新規販路開拓が課題でした。 業界特性上、発信内容に慎重さも求められる中でのスタートでした。
取り組んだ施策
- 医療機器業界に適したアカウント戦略の設計
- 専門性と親しみやすさを両立するコンテンツ方針
- ターゲット層(鍼灸師・治療院)へのリーチ施策
- DM対応フロー構築
ご担当者の声
「医療機器メーカーがSNSで成果を出せるか半信半疑だったが、適切な発信方法が分かり、実際にDMから業務依頼をいただけた」
詳細はこちらの事例ページをご覧ください。 ▶ セイリン株式会社様 支援事例
2つの事例から見える、BtoBのSNS成功に共通する3つの原則
媒体は違いますが、両社に共通する成功要因は明確です。
原則1:業界の専門知識を「中の人」が発信している
外部代行に丸投げではなく、社内の業界知識を活かした発信ができています。 営業ハック様なら営業ノウハウ、セイリン様なら鍼灸業界の専門知識。 業界のプロが語ることで、フォロワーの信頼が積み上がっていきます。
原則2:フォロワー数より「ビジネス成果」を見ている
セイリン様のフォロワー200人は、数字だけ見れば小さく感じるかもしれません。 でも、その200人の中から実際にDMで業務依頼を獲得できた、という事実が重要です。
BtoBでは、フォロワー数より「誰がフォローしているか」「商談につながったか」が成果指標になります。
原則3:内製化で続けられる体制を作っている
6ヶ月の支援期間後も、両社ともに社内で運用を継続できる体制が構築されています。 ノウハウが社内に蓄積され、担当者が変わっても続けられる仕組みが、長期的な成果につながります。
Instagram運用に応用するなら|3つの原則をこう活かす
この3原則は、Instagram運用にもそのまま応用できます。
共通原則 | Instagramへの応用 |
|---|
業界の専門性を中の人が発信 | 社員紹介・ノウハウ系カルーセル投稿で専門性を見せる |
ビジネス成果を見る | 保存数・指名検索・商談化を3階層KPIで追う |
内製化で続ける | 投稿企画テンプレート化+分析サイクルで属人化を防ぐ |
「BtoBでもSNSで成果は出る」ということを、両社の事例が証明しています。 あとは、自社に合った媒体と運用設計を選ぶだけです。

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「自社の業種でも成果が出るのか、もっと具体的に知りたい」という方へ。 当社が支援した700社以上の中から、BtoB企業の成功事例を厳選してまとめました。 業種・規模・課題別の運用パターンと、数値成果の出し方が1冊で分かります。
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FAQ|BtoB企業のInstagram活用に関するよくある質問
ここでは、BtoB企業のご担当者からよく寄せられるご質問にお答えします。
Q1:BtoBにInstagramは本当に効果があるのでしょうか?
A:効果は出ますが、目的設計と運用設計次第です。
比較ビズの調査では、SNSを活用しているBtoB企業の52.5%がInstagramを使っており、すでに主力チャネルの一つになっています。 ただし、「とりあえず始める」だけでは成果につながりません。 目的を認知拡大・採用・商談創出のいずれかに絞り、フォロワー数だけでなく保存数や指名検索数などのビジネス指標で効果を測ることが大切です。
Q2:成果が出るまで、どれくらいの期間がかかりますか?
A:一般的に、運用の型ができるまで3ヶ月、ビジネス成果が見え始めるまで6ヶ月が目安です。
最初の1〜2ヶ月は、プロフィール設計・投稿テンプレート整備・初期投稿の蓄積に充てます。 3ヶ月目あたりから保存数やプロフィール遷移率などの一次成果が見え始め、6ヶ月目以降に指名検索や問い合わせなどの二次成果につながってくる、というのが多くの支援先で見られるパターンです。 ただし、業種や投稿頻度によって変動するため、3ヶ月単位でPDCAを回すことをおすすめします。
Q3:何人体制で運用するのが適切でしょうか?
A:最低1名から始められますが、2〜3名体制が理想です。
立ち上げ期は1名でも回せますが、属人化のリスクがあります。 おすすめは、企画担当・撮影編集担当・分析担当の役割を2〜3名で分担する体制です。 社員数20〜200名規模の企業であれば、マーケティング・広報・採用の各部門から1名ずつ兼任で関わる形が現実的です。 担当者が変わっても運用が続く仕組みを、最初から意識して作っていきましょう。
Q4:Instagram検索対策(SEO)とは何ですか?
A:Instagram内の検索で、自社アカウントや投稿が見つかりやすくなるための施策です。
近年、若年層を中心にGoogle検索ではなくInstagram内検索で情報を探す行動が広がっています。 具体的な対策は次の3つです。
- プロフィール名と自己紹介文に検索キーワードを含める
- 投稿キャプションの冒頭にキーワードを配置する
- ハッシュタグを大・中・小の3層構造で10〜15個に絞る
「とにかくハッシュタグを大量につける」という古い手法は、現在のアルゴリズムでは逆効果になることがあります。 質を意識した設計が、検索対策では重要です。
Q5:投稿ネタが続かない場合は、どうすればよいでしょうか?
A:6つの型(社員紹介・導入事例・ノウハウ・裏側・イベント・採用)を組み合わせることで、ネタ切れを防げます。
ゼロから企画を考えるのではなく、週ごとに「月曜はノウハウ、水曜はリールで裏側、金曜は社員紹介」と型を割り当てる方法がおすすめです。 担当者が変わっても運用品質が保てる、属人化対策にもなります。 それでもネタに困る場合は、過去の投稿の人気テーマを切り口を変えて再投稿する手法も効果的です。
まとめ:BtoB企業こそ「見える化」で信頼と想起を積み上げよう
ここまで、BtoB企業がInstagramを活用するための考え方と具体的な進め方をお伝えしてきました。 最後に、押さえておきたい4つのポイントを整理します。
ポイント1:BtoBの意思決定者もInstagramを使っている
比較ビズの調査では、SNSを活用しているBtoB企業の52.5%がInstagramを使っています。 Standard Insightsの調査では、購買決定への影響度でInstagram(16.6%)がGoogle検索(14.8%)を上回りました。
「BtoBにSNSは関係ない」という時代は、もう過ぎています。 意思決定者が日常的に触れる場所に、自社の情報を置いておくことが当たり前になってきました。
ポイント2:目的とKPIを最初に決めることが最大の分かれ道
認知拡大、採用、商談創出。 どれを最優先にするかで、運用方針も投稿内容もまったく変わってきます。
「とりあえずやってみる」で始めると、3ヶ月で止まる確率が高まります。 最初に目的を1つに絞り、フォロワー数だけでなく「保存数」「指名検索」「商談化」の3階層でKPIを設計しましょう。
ポイント3:投稿の「型」を持てば、属人化せず継続できる
社員紹介・導入事例・ノウハウ・裏側・イベント・採用の6つの型を組み合わせれば、ネタ切れせずに運用を続けられます。
担当者がゼロから企画を考える状態をなくすことが、継続の鍵です。 週2〜3本の質ある投稿を、無理なく回せる体制を作っていきましょう。
ポイント4:内製化が、長期的な成果につながる
営業ハック様、セイリン様の事例で共通していたのは、業界知識を持つ「中の人」が発信し、社内に運用ノウハウが蓄積された点でした。
外部に丸投げするのではなく、自社で運用できる体制を作る。 これが、BtoBのSNS活用で最も大切な考え方だと、私たちは考えています。
最後に|完璧を目指さず、まず一歩を踏み出すこと
ここまで読んでくださった方の中には、「やることが多くて大変そう」と感じた方もいるかもしれません。
でも、最初から完璧を目指さなくて大丈夫です。 目的を1つに絞り、投稿の型を1つ決め、週2回の発信から始める。 それだけでも、3ヶ月後には景色が変わってきます。
BtoBだからこそ、信頼と想起の積み上げが効きます。 そして、その積み上げを支えるのが、Instagramという「見える化」のツールです。
「うちの業種でも本当に大丈夫だろうか」というモヤモヤを、一緒に整理しながら進めていきましょう。
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