企業がSNS運用で集客効果をあげるなら?円滑な組織体制を徹底解説
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「SNS運用を外注しているが、組織化したい」
「組織でSNS運用したいが、0から作り上げる時間がない」
「企業のSNS運用体制を見直したい」
組織的なSNS運用の重要性が高まる中、多くの企業が外部委託やツールの導入を検討していますが、それだけでは根本的な解決には至らないケースもあるでしょう。
そこで本記事では、企業のSNS運用における組織化の課題と解決策を、実践的なアプローチで解説します。この記事を読むことで、以下が分かります。
- SNS運用における組織的な課題の本質
- 効率的な運用体制の構築方法
- すぐに実践できる改善ステップ
SNS運用の内製化を充実させたい担当者の方はぜひ参考にしてください。
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企業SNS運用でよくある組織の問題点
多くの企業が直面する、組織でSNSを運用するうえでよくある課題を取り上げました。
- 属人化による業務停滞
- 部門間の連携不足
- 不明確な権限
それぞれみていきましょう。
属人化による業務停滞
特定の担当者への依存が、組織でSNS運用するうえでの問題点です。担当者にSNSの運用を一任した場合、突然の休職や退職により、更新ができない恐れがあります。具体的な問題点として以下のとおり。
- アカウントやパスワードを担当者以外知らない
- 投稿のノウハウが文書化されていない
- 代替担当者がいない
SNSを定期的に更新しないと、アルゴリズム評価の低下や、フォロワー離脱などの恐れがあるので注意が必要です。
部門間の連携不足
SNS運用の2つ目の問題点が、部署間の連携不足です。SNS運用はマーケティング部や企画部など、複数の部署が関わる場合があります。その状況下では、連携の問題が発生しやすい傾向にあります。
- 情報共有が遅れている
- 承認に時間がかかりすぎる
- 緊急対応をする部門が決まっていない
連携不足により作業効率が下がると、組織のリソースを圧迫して生産性の低下につながるでしょう。
不明確な権限
組織で担当者が決まっておらず、権限が誰にあるのか分からず「誰に相談すれば良いかわからない」という声も多く聞かれます。ほかにも、担当者が決まっていないと下記のトラブルが発生するかもしれません。
- 投稿可能な内容の基準がない
- トラブル発生時の対応責任者が決まっていない
投稿内容やトラブル発生時の責任者が決まっていないと、炎上した際の対処が遅れ、ブランディングに影響が生じる恐れがあります。
SNSの炎上事例6選!プロが教える原因と今すぐできる予防策 – SNSCHOOL
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成功するSNS運用体制の作り方
まずは組織構造を見直しましょう。企業規模や目的に応じて、以下の2つの形態から選択します。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
専任チーム制 | 専門性の高い運用が可能 | コストがかかる |
兼任チーム制 | コストをおさえられる | リソースを圧迫するリスクがある |
それぞれ具体的に解説します。
専任チーム制
専任チーム制とは「SNS担当者」を設けて特化して運用する部署を作る体制づくりを指します。
海外で成功事例としてあがる企業の多くは、数十人で構成されているSNS専任チームで運営しているケースです。SNS担当者の中に、画像作成、動画編集などさらに細分化して運用しています。
専任チームを作る際は、人選が重要です。
マーケティング知識、商品知識に長けた人を担当者にすることで成果に繋がりやすくなるでしょう。また、属人化しないように数人のチーム体制で運営することをおすすめします。
兼任チーム制
SNS担当者として専任の人材を確保するのは、コスト面や従業員数などの原因で難しい場合も多い現状も見受けられます。
こうした企業は、他の業務と兼任という形でSNS担当者を用意する兼任チーム制がおすすめです。
新しく雇用する必要がないため、コストカットにつながります。しかし、SNS担当者を決める際も人選が重要です。担当者のリソースや、知識の有無を見て判断しましょう。
企業のSNS運用制作を効率化させる4つのコツ
企業がSNS運用する際、リソース不足による残業やモチベーションの低下が懸念されます。そこで、効率化させるコツを4つの観点から紹介します。
- カレンダー設計
- タスク管理
- 承認プロセス
それぞれみていきましょう。
コンテンツカレンダー
コンテンツカレンダーとは、SNSのコンテンツに関係するスケジュールを一目で見れるように管理したカレンダーです。スケジュールの可視化により、連携時の混乱や投稿の抜け漏れなどのミスが防げます。
コンテンツカレンダーで下記を入れる際のポイントを下記にまとめました。
- 投稿内容のジャンル分けをする
- 社内・社外イベントも記載する
- 担当者ごとに分ける
BESWでは、SNS運用を内製化するために必要なノウハウを提供しています。スケジュールに関する相談など、お気軽にご相談ください。
タスク管理
複数のSNSアカウントを同時に運用していると、投稿スケジュールの管理や進行状況の把握が煩雑になりがちです。特に複数人でのチーム運用では、担当者間の齟齬やタスクの抜け漏れが発生するリスクも高まります。
課題に対して、TimeTreeなどのスケジュール管理ツールを活用することで、投稿予定の可視化や自動リマインド機能による確実なタスク管理が可能です。
さらに、複数のSNSアカウントを一元管理できるツールを導入すれば、運用効率の向上が期待できます。
ただし、ツール選定の際は月額料金や必要なツールの数を慎重に検討しなければなりません。特に2~3アカウント程度の場合、ツール導入のコストを考慮すると、費用対効果が期待できるとは言い切れません。
運用規模とコストのバランスを見極めることが重要です。
承認プロセス
企業でSNS運用をする際、承認プロセスを具体化することで効率性向上につながります。
明確なルールが無い場合、修正が際限なく続いたり、担当者の主観的な判断によって承認が滞ってしまったりするケースがあるからです。こうした状況は、チームのリソースを圧迫するだけでなく、メンバーのモチベーション低下にもつながります。
効率よく承認プロセスを実現するためには、以下の3つのルール設定を意識しましょう。
- 修正回数の上限設定
- 承認期限の設
- 代理承認者の明確化
明確なルールを設定することで、承認待ちによる時間ロスの緩和になり、効率性アップになるでしょう。
テンプレート化
SNS運用を効率よく運用するためには、工数のかかる投稿文や画像をいかに負担なく作成するかが重要です。基本的なフォーマットをテンプレート化すれば、原稿や画像を当てはめるだけになるため、制作時間を大幅に短縮することが可能です。
効率化のポイントとなるテンプレートは下記のとおり。
- 商品告知の定型文
- キャンペーン告知フォーマット
- お客様からの質問への返答例
- よくある問い合わせへの定型回答
- 季節のご挨拶文
BESWでは、ネタのテンプレートシートなどを用意しております。テンプレートを活用することで、品質の均一化と作業時間の短縮を同時に実現することができます。興味のある方は無料相談を受け付けてますのでぜひご検討ください。
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企業のSNS運用で生産性を高める3つのコツ
「毎月のレポート作成に時間がかかる」「数値を追っているだけで組織が活性化していない」という方もいるでしょう。そこで本節では、組織全体の生産性が高まるコツを解説します。
モチベーションが仕組みをつくる
チームメンバーのモチベーション管理が生産性向上で不可欠です。
アメリカの心理学者エドワード・デシの研究によると、持続的な自発性を引き出すためには「自律性」「有能性」「関係性」という3つの欲求が重要と言われています。
具体的な成功事例として、株式会社「サムライト」を紹介します。同社では以下のような独自の社内教育プログラムを展開しており、生産性の向上に寄与しました。
- 社員が講師となって専門知識を共有
- 受講後に「単位」を獲得できる仕組み
- 一定単位で支援金が得られる評価制度
スキル向上を報酬として形にして現れる仕組みづくりにより、チームメンバーの自発的な学びとスキル向上が促進されました。自社のSNS運用においても、同様の視点でモチベーション管理の仕組みを構築することが推奨されます。
コア業務に集中する環境をつくる
生産性を高めるためにコア業務に集中できる環境を徹底しましょう。レポート作成、資料作成などの事務作業は不可欠であるものの、多くの時間を要する傾向にあります。
工数を適切に削減することで、チームメンバーはよりクリエイティブ業務やマーケテイング業務など、コア作業に注力することが可能になります。
効率的に進めるためにできる工夫は下記のとおり。
- AIツールを活用した自動データ収集
- ダッシュボードによる可視化の自動化
- 定型レポートのテンプレート化
- 重要KPIに特化したレポート設計
なお、外部パートナーへの業務委託も選択肢の1つですが、まずは社内での効率化がお勧めです。自社内で事務業務を効率的に進められる仕組みを確立できれば、将来コストカットにもつながるからです。
ミーティングを工夫する
ミーティングを工夫して、ロスタイムを減らす職場環境を意識しましょう。ミーティングに参加している間は業務に携われないため、生産性や意思決定のない結論になれば業務時間を削っただけになってしまいます。
特に、「誰も発言しない」時間はミーティングにおける大きな課題です。この現象は、心理学では「リンゲルマン効果(社会的手抜き)」と呼ばれ、「他の人が発言してくれるだろう」という心理が働くことで起こります。
事態を防ぐために、ミーティング時は下記を意識しましょう。
- 時間制限の設定
- 発言順番の事前決定
- アジェンダの明確化
- 役割分担の明確化(司会・書記)
上記のルールを導入することで、限られた時間内で必要な議論を完了させ、その他の時間をSNS運用のコア業務に充てられます。また、全員が主体的に参加する仕組みづくりにより、質の高い議論が期待できます。
まとめ
SNS運用の組織化は、一朝一夕には実現できません。しかし、適切なステップを踏むことで、着実な改善が可能です。
SNS運用代行は、リソース削減や安定的な投稿発信が期待できる一方、多額のコストがかかり、必ずしも成果が保証されるわけではありません。社内にノウハウを蓄積したい企業には『SNSCHOOL』の受講が効果的です。社員育成や運用コスト削減につながるため、SNS運用にお悩みの方はぜひご相談ください。
まずは自社の現状を把握し、できるところから少しずつ改善を進めていきましょう。その先に、効果的なSNS運用の未来が待っています。
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