SNS採用の成功事例7選|中小企業でも実現できる効果的な採用手法

「求人広告にコストをかけても応募が集まらない…」
「優秀な人材を採用したいが、大手と比べて不利に感じる…」

そんな悩みを抱える中小企業にこそ、SNS採用は最適な手法です。実際に、多くの中小企業がSNSを活用して採用コストを抑えつつ、優秀な人材を獲得しています。

本記事では、SNS採用支援を行う SNSCHOOL(BESW) の実績をもとに、X(旧Twitter)やInstagramを活用して採用に成功した7社の具体事例を紹介します。業界や規模に関わらず成果を出すための実践的なヒントをお届けします。

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SNS採用は、限られた予算や人員で採用活動を行う中小企業に特に向いています。求人広告や人材紹介に比べて低コストで始められ、工夫次第で大きな効果を生み出せるからです。

1. 低コストで始められる採用手法

SNSアカウントは無料で作成でき、有料広告を使わなくても効果が期待できます。

成田デンタル様は、X運用を学ぶ研修をわずか6回実施しただけで、20名の採用に成功。求人広告費を大幅に削減しながら質の高い人材を獲得しました。

さらに、継続的な情報発信は企業認知度の向上にもつながり、採用とブランディングの両面で効果を発揮します。

2. ターゲットとダイレクトにつながれる

SNSは求職者と直接やり取りできる点が強みです。DMやコメント機能を活用すれば、興味を持った候補者とすぐに接触可能。

オルカ鴨川FC様では、Instagramを通じてスクールに関する問い合わせをDMで受け取れるようになりました。従来の手法では届かなかった潜在層への接点が生まれています。

さらに、投稿への反応を通じて候補者の関心をリアルタイムに把握できる点も、SNSならではのメリットです。

3. 企業の魅力をリアルに伝えられる

求人票では伝わりにくい職場の雰囲気や社員の人柄も、SNSを使えば自然に発信できます。

社会福祉法人白熊会様はリール動画で職場の日常を紹介し、動画再生数を2〜3倍に増加。堅いイメージを持たれがちな業界でも、親しみやすさを演出することで応募のハードルを下げました。

SNS採用を成功させるには、思いつきではなく戦略的なアプローチが必要です。特に以下の3点を押さえることが効果的です。

1. 継続的な運用体制の構築

単発の投稿では効果が出ません。定期的な更新でフォロワーとの信頼関係を築くことが重要です。

増山ガラス様は、1日1時間をSNS運用に充て、月間リール再生回数を10倍に伸ばしました。無理のない範囲で、持続可能な体制を整えましょう。

2. ペルソナ設計の重要性

採用したい人物像を明確にすることで、効果的なコンテンツを作成できます。

日本トラスティソリューションズ様はエンジニア採用に特化したペルソナを設定し、技術系コンテンツを発信。結果、6カ月でX経由の面談9件を獲得しました。
ペルソナに応じて使うSNSを選ぶこともポイント。若手人材にはInstagramやTikTok、専門職にはXやLinkedInが有効です。

3. 双方向コミュニケーションの活用

一方的な情報発信ではなく、フォロワーとのやり取りを大切にすることで応募につながります。

レトリバ様は引用リツイートを積極的に活用し、いいね数を18倍に増加。ユーザーとの距離が縮まり、認知度向上にもつながりました。

ソフトウェア開発を手がけるレトリバ様は、複数のアカウントを活用した独自のSNS戦略により、採用成功を収めています。

引用リツイート活用で「いいね」数18倍増

最大の特徴は、引用リツイートを効果的に活用した点です。研修前は平均2件だった「いいね」が、研修後は平均37件と約18倍に増加しました。

引用リツイートは、自分のコメントを添えて他者のツイートを紹介できる機能で、引用先のフォロワーにも表示されやすくなるため、インプレッションやエンゲージメントの拡大に直結します。

また、リモートワークなど時事性のあるテーマを取り入れた共感性の高い投稿も行い、最大3,475インプレッションを記録するツイートも生まれました。

複数アカウント運用で多角的に情報発信

レトリバ様は複数のアカウントを運用し、月に15〜40件の投稿を継続。日常的な話題から専門的な知識まで幅広く発信することで、多面的なアプローチを実現しました。

具体的には、猫や動物のツイートで親しみを持たせつつ、知識系投稿で専門性を訴求。さらに、ユーザーからのコメントには丁寧に返信し、信頼関係の構築を徹底しました。

成果と副次的効果

こうした取り組みの結果、フォロワー数は9,910人から10,684人へ増加。採用面での成果に加え、月間売上30万円以上の増加という副次的な効果も得られました。SNSを通じた戦略的な発信が、採用と事業成長の両方に貢献した好例といえます。

介護・福祉業界で人材確保の課題を抱えていた株式会社仁様は、Instagramを活用した発信で採用と入居者獲得の両面に成功しました。

1投稿で採用・入居者5件以上を獲得

施設の日常を切り取った投稿を行い、1投稿で採用と入居者を合わせて5件以上獲得する成果を達成。職員の笑顔や利用者との交流シーンを紹介することで、「ここで働きたい・入居したい」という共感を呼び起こしました。

ブランディング強化で信頼性を確立

単なる求人告知ではなく、企業理念や職場文化を発信することに注力。介護の仕事のやりがいや職員同士の関係性を可視化することで、温かみのあるブランドイメージを構築しました。

リール動画活用で応募意欲を向上

Instagramリールを積極的に活用し、写真では伝わりにくい雰囲気を動画で表現。結果として応募意欲を高め、求人広告費を削減しながらも質の高い人材を獲得しました。さらに入居者増にもつながり、ROIの高い運用を実現しました。

教育機関でもSNS採用は有効です。筑波大学総合学域群様は、Xを活用した改善施策により劇的な成果を上げました。

プロフィール改善でアクセス数2万超え

ロゴやカバー写真の刷新、学部情報の明確化などを実施。その結果、プロフィールアクセス数は1日22,398件に到達しました。
「いいね」数も研修前の平均10件から172件へと約17倍増加。フォロワー数も約1.8倍に成長しました。

投稿改善で親近感を演出

レビューシートを活用し、堅い印象だった投稿を見直し。絵文字や柔らかい口調を取り入れ、親しみやすいアカウントへ転換しました。

大学ならではのSNS活用法

担任教員の「七夕のお願いツイート」など、温かみのある投稿が学生の心を掴みました。さらに、引用リツイートを活用して学生の投稿に返信することで双方向の関係を構築。大学という堅いイメージを払拭し、親近感を高めることに成功しました。

社会福祉法人白熊会様は、Instagramリールを活用した動画戦略で採用活動に成功しました。

動画再生数を2〜3倍に伸ばす編集手法

リール動画の編集方法を改善した結果、再生数は2,000〜3,000回から10,000回以上に増加
具体的には、場面カットで動きを演出し、テキストを挿入して分かりやすくする工夫を実施。Instagram標準機能を活用し、質より量を重視したことで投稿数が増加しました。

効率的な運用体制

月30時間(1日約1時間)の運用体制を確立。撮影5〜10分、編集30分、リサーチ20分と効率的に時間を配分しました。

ターゲットに刺さる投稿内容

職員の笑顔や日常を中心に発信し、フォロワー数は1,749人から2,979人に増加。さらに、試合日程表や誕生日のお祝い投稿、マスコットの名前募集など、投稿内容を多様化することでフォロワー層を拡大しました。
また、競合リサーチでは同業他社ではなく若年層に人気の職人系アカウントを参考にし、業界の枠を超えた発信を取り入れたことが成功の要因となりました。

これまでの成功事例から見えてきたのは、SNS採用は大手企業だけのものではなく、中小企業でも十分に成果を出せるということです。ここでは、中小企業が実践できるポイントを整理しました。

SNS運用の内製化を成功させるコツ

SNS運用を内製化する最大の強みは、自社の文化や職場の雰囲気をリアルに伝えられることです。外部委託では表現しきれない「現場の声」や「社員の人柄」が、求職者の共感を生みます。

まずは週3回程度の投稿から始め、徐々に投稿頻度を上げていきましょう。投稿ネタに困った場合は、

  • 社員インタビュー
  • 職場の日常風景
  • 業界の豆知識やコラム
    などをローテーションで発信するのがおすすめです。

重要なのは「完璧を求めすぎない」こと。増山ガラス様のように、まずはシンプルな編集で質より量を重視し、継続できる体制を整えることが成果につながります。

成果測定と改善サイクルの回し方

SNS採用を継続的に成功させるには、KPIの設定と改善サイクルの運用が欠かせません。注目すべき指標は以下の通りです。

  • フォロワー数の増加
  • 投稿ごとのエンゲージメント率(いいね・コメント・保存率)
  • プロフィールアクセス数やリンククリック数
  • DMや応募フォームへの遷移数

特に「どの投稿が採用につながったのか」を追跡することが重要です。応募者アンケートやヒアリングを行い、効果的な投稿パターンを把握しましょう。

改善サイクル(PDCA)では、一度に多くを変えず、小さな改善を積み重ねることが成功の鍵です。
例:

  • ハッシュタグの数を増やす
  • 投稿時間を変えてテストする
  • 画像にテキストを入れて訴求力を高める

こうした地道な改善が、最適な運用方法の発見につながります。

SNS採用は、中小企業にとっても強力な採用手法です。本記事で紹介した7社の事例が示すように、業界や規模を問わず、戦略的な運用で成果を出すことは可能です。

特に成功のポイントは以下の3つに集約されます。

  1. 継続的な運用体制の構築
  2. 明確なペルソナ設計
  3. 双方向コミュニケーションの徹底

これらを意識しながら、自社の魅力を率直に発信すれば、SNSは「知名度不足を補い、優秀な人材とつながる強力な採用チャネル」となります。

SNSCHOOLが提供する採用支援サービス

SNSCHOOL では、これまで紹介した成功事例のような成果を、あなたの企業でも実現できるよう支援しています。

提供サービス例:

  • SNS運用の基礎から応用まで学べる研修プログラム
  • 採用ペルソナの設計サポート
  • 投稿コンテンツの企画・改善提案
  • KPI分析と運用改善のフィードバック

特に「業界特性を踏まえたアドバイス」が評価されており、600社以上で導入実績があります。

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