SNS投稿管理スプレッドシート完全版(無料テンプレ)チェックすべき3つのポイントも紹介

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「投稿ミスが多く、品質にばらつきが出てしまう」
「複数担当者でのSNS運用が非効率で、確認に時間がかかる」

企業のSNS運用担当者なら、一度は直面したことがある課題ではないでしょうか。
こうした問題を解決するために必要なのが、投稿管理の仕組み化チェックリストの活用です。

本記事では、InstagramなどのSNS投稿を効率的かつ正確に管理するためのスプレッドシートテンプレートを無料配布し、その活用方法と運用改善のステップを詳しく解説します。

この記事を読むことで得られるメリット

  • 投稿ミスを防ぎ、炎上リスクを軽減
  • 投稿品質の均一化とブランドイメージの統一
  • データ分析に基づいた運用改善
  • 無料テンプレートで即実践可能

なぜSNS投稿管理が重要なのか

SNS運用を社内でスムーズに行うためには、適切な投稿管理体制の構築が不可欠でしょう。投稿管理を徹底することで、炎上対策の防止や売上向上などのメリットをもたらします。

投稿ミスによる企業リスクの回避につながる

企業SNSでは、誤字や不適切な表現ひとつが炎上や信用低下につながります。
特に新任担当者や複数人運用では、管理体制の不備が原因でトラブルが起こりやすくなります。

回避できる主なリスク

  • 誤字脱字による信頼性低下
  • 不適切表現による炎上
  • 他社情報の誤掲載
  • 個人情報漏洩
  • 法令・コンプライアンス違反

特に新しい担当者がSNS運用を担当する際、慣れていない間はミスが起こる恐れがあります。スムーズな運用を支える役割を果たす投稿管理システムは、SNS運用の要となるでしょう。

品質の均一化でブランド価値を守る

投稿管理シートを使えば、誰が作成しても一定水準の品質を保てます。
統一ルールに沿った運用は、ブランドイメージの一貫性を確保し、フォロワーの信頼を積み重ねます。

品質均一化の効果

  • ブランドの統一感
  • エンゲージメント率の安定
  • 社内確認工数の削減

データ蓄積による運用改善

スプレッドシートでデータを管理すれば、効果測定と改善がスムーズになります。

管理すべき主なデータ例(Instagram)

  • 投稿日時
  • いいね数 / コメント数 / 保存数 / シェア数
  • リーチ数 / インプレッション数
  • エンゲージメント率(自動計算式設定可)

企業SNS運用と個人運用の違い

個人SNSは自由度が高い反面、企業アカウントは看板を背負った存在です。
一つの投稿が良くも悪くも大きな反響を呼ぶため、企画・表現・タイミングすべてに慎重な配慮が求められます。

売上につながるSNS運用5ステップ

売上アップに効果的なSNS運用の、コンテンツ制作から投稿までの手順を解説します。

  1. 投稿管理シートを準備
  2. 投稿内容を作成
  3. 社内チェックフロー
  4. 投稿する
  5. 投稿管理シートにデータを入力する

それぞれみていきましょう。

1.投稿管理シートを制作する

BESWでは、投稿作成チェックリスト付きの無料スプレッドシートテンプレートを提供しています。
ダウンロード後、自社用にカスタマイズして活用可能です。

>>投稿管理シートダウンロード

投稿管理シートは2種類あります。

  • 投稿作成時のチェックリスト
  • 運用開始前のチェックリスト

すでにアカウントがある方は投稿作成時のチェックリストを制作するだけで問題ないでしょう。運用開始前のチェックリストは、これからアカウントを開設する方や、今のアカウントが整っていない方におすすめです。

2.投稿内容を作成する

次に、投稿内容を作成します。投稿内容の作成では、以下のポイントを意識しましょう。

  • ターゲットに合わせた言葉選び
  • 商品・サービス情報の正確な記載
  • 適切なハッシュタグ設定

上記のポイントによって、ターゲット層に合うユーザーがあなたの投稿をフォローしてくれるかどうかが左右されます。また、画像や動画などを使用する際も、誤解を招く表現や、不適切な表現を使用していないかが肝心です。

以上をしっかりと押さえて、質の高いコンテンツを制作しましょう。

3.社内でチェックリストと照らし合わせて確認する

投稿内容が制作し終わったら、投稿作成時のチェックリストと照らし合わせて確認します。ダブルチェックをするなど複数の目でチェックすると、投稿ミスを防げるのでおすすめです。

照らし合わせる際の社内の流れの一例は下記のとおり。

  • 担当者によるセルフチェック 
  • 上長による確認 
  • 関連部署との内容調整 
  • 最終承認者による最終確認

チェックリストを活用すれば、社内確認など投稿までの時間短縮につながります。社内チェック時間を短縮することで、コア業務に集中できるようになり、生産性が向上するでしょう。あなたの会社環境に合わせて、適切なチェック体制を構築することをおすすめします。

4.投稿する

投稿を作成し、社内確認が終わった後は投稿をします。投稿後は下記の項目をチェックしましょう。

  • 予定した日時での投稿
  • 全ての添付ファイルの確認
  • 投稿後の初期エンゲージメントのチェック

エンゲージメントとは「いいね」や「コメント」など、ユーザー側がアカウントに対しておこなう行動です。エンゲージメントの高いアカウントは「質の高いアカウント」とみなされ、フォロー外のユーザーに露出する機会の増加が期待できます。

露出度の向上に伴いサービスの認知も広がり、売上に大きく影響するでしょう。そのため、エンゲージメントは要チェックです。詳しくは下記の記事で解説しています。

SNS集客効果を上げるコツ6選!古いと言われる原因や成功事例も – SNSCHOOL

5.投稿管理シートにデータを入力する

投稿してから3日以上経ったら、投稿管理シートにインプレッション数やエンゲージメント数を記入しましょう。

記入するタイミングは3日以上空けることをおすすめします。SNSや投稿内容によりますが、多くは3日ほど経つと数字が落ち着くためです。

入力したデータを元に過去の投稿と比較をすることで改善点や良かった点に気づきやすくなります。気づいたことを次の投稿に活かしながらPDCAを回していきましょう。

インスタグラムなどのSNS分析をスプレッドシートなどで管理すべきデータ項目

インスタグラムなどのSNS運用において効果的な分析を行うためには、投稿管理だけでなく、適切なデータ項目をスプレッドシートで管理することが重要になります。データを体系的に整理することで、投稿パフォーマンスの向上や戦略の改善につながるでしょう。

エンゲージメント率とリーチ数の記録方法

エンゲージメント率とリーチ数は、投稿の効果を測る重要な指標でしょう。スプレッドシートでこれらのデータを管理する際は、以下の項目を記録することをおすすめします。

記録すべき基本項目(インスタグラムの例)

スプレッドシートなどで管理すべきデータ項目として、インスタグラムを例に記載しておいた方がいいデータを以下に記載します。

  • 投稿日時
  • いいね数
  • コメント数
  • 保存数
  • シェア数
  • リーチ数
  • インプレッション数

エンゲージメント率は「(いいね数+コメント数+保存数+シェア数)÷リーチ数×100」で計算できます。スプレッドシートに関数を設定することで、データ入力時に自動計算されるため効率的でしょう。

投稿から3日後にデータを記録することで、安定した数値を取得できます。定期的にデータを蓄積することで、投稿の傾向や改善点が明確になるでしょう。

フォロワー増減とハッシュタグ効果の分析

フォロワーの増減とハッシュタグの効果を分析することで、アカウント成長の要因を把握できます。スプレッドシートでは以下の項目を管理しましょう。

フォロワー管理項目

フォロワー数の管理項目として以下の内容を記載しておくとSNSデータ分析の際に活用することができるでしょう。また、今後の投稿管理の際においても、投稿したいカテゴリやジャンルを分類しやすくなるためおすすめです。

  • 投稿前フォロワー数
  • 投稿後フォロワー数(3日後)
  • フォロワー増減数
  • フォロワー増減率

ハッシュタグ管理項目

ハッシュタグの管理も非常に重要です。頻繁に活用するハッシュタグや投稿ごとに使用したハッシュタグを管理項目として記載しておくと、その後のデータ分析や投稿者によるハッシュタグ選定の質のブレがなくなるでしょう。

  • 使用ハッシュタグ一覧
  • ハッシュタグ数
  • リーチ数に対するハッシュタグ経由の割合
  • ハッシュタグ別のエンゲージメント効果

効果的なハッシュタグを特定するため、同じハッシュタグを使用した投稿のパフォーマンスを比較分析することが重要になります。人気ハッシュタグと独自ハッシュタグのバランスを記録することで、最適な組み合わせを見つけられるでしょう。

投稿作成時チェックリストのポイントは3つ

投稿作成時のチェックリストに必要な項目をまとめました。

  • 文章に間違いがないか
  • 表現は問題ないか
  • 投稿日は間違えていないか

SNSは適度な更新が重要になり、社内の業務時間を圧迫しないためには、チェックの効率化は不可欠です。チェックリストを制作して、効率的かつ品質の高いコンテンツ制作をおこない、売上につなげましょう。

1.文章に間違いがないか

チェックリストに必要な項目の1つ目は、文章に間違いがないかどうかです。投稿文章の正確性は、企業の信頼性に直結します。

必要項目具体例
基本的な確認事項誤字脱字はないか
句読点の位置は適切か
文章の意味は正確か
サービスに関する項目商品・サービス内容は正確か
価格・期間の記載は正確か
URLリンクは正確か
表記の統一カタカナ・ひらがなの使い分け
数字の表記(半角・全角)
記号の使用ルール(★、◎など)

2.表現は問題ないか

表現に問題が無いかどうかチェックする項目を制作しましょう。不適切な表現をすると、炎上リスクが大きくなります。

必要項目具体例
NGワード差別的な表現はしていないか
過度な断定表現はしていないか
誤解を招く可能性のある表現はしていないか
コンプライアンス景品表示法への抵触は問題ないか
著作権侵害の可能性は問題ないか
個人情報の取り扱いは適切か

なお、炎上対策はチェックリストの制作に加えて、AIを導入して効率化する方法もあります。AIを活用した炎上対策は下記で解説しているのでぜひ参考にしてください。

SNS×AIで時短化!分析や運用を簡単に効率化するコツ – SNSCHOOL

3.投稿日は間違えていないか

投稿日を間違えないために、チェックリストで下記の項目を作ると安心です。

必要項目具体例
スケジュール確認社内イベントとタイミングが合っているか
季節感と一致しているか
競合他社の動向を反映しているか
投稿時間の最適化ターゲット層の活動時間に合わせているか
他の投稿との間隔は適切か
緊急時の対応計画も含んでいるか

適切なタイミングで投稿すると、ユーザーがスマホを見ている時間に更新できる、競合他社の投稿でタイムラインが埋もれないメリットがあります。

運用開始前チェックリストのポイントは4つ

運用開始前のチェックリストのポイントは4つあります。

  • アカウントの目的を把握しているか
  • SNSの特徴について理解しているか
  • アカウントの設計はできているか
  • アルゴリズムは理解しているか

これからアカウントを開設したい方や、既存アカウントの方向性を整えたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

1.アカウントの目的を把握しているか

はじめに、アカウントの目的を把握しているか押さえましょう。SNSアカウントの目的を明確にすることで、投稿制作時の軸ができ、企画に一貫性がうまれます。アカウントの目的の具体例を下記にまとめました。

  • ブランディング
  • 集客
  • 売上
  • 採用
  • 認知度向上

売上を目的とするならキャンペーンの紹介、採用を目的とするなら社員の声など、目的に合わせた企画を打ち出すと、効果的な運用につながります。

2.SNSの特徴について理解しているか

SNSの各プラットフォームの特徴を理解し、適切な活用を心がけましょう。

  • 文字数制限
  • 画像サイズ
  • 動画の長さ制限

上記を把握したうえで項目を制作すると、コンテンツに一体感が生まれやすくなります。

3.アカウントの設計はできているか

目的達成を見通したアカウント設計が構築できているかどうかをチェックする項目を作るとよいです。

  • 企業情報の正確な記載 
  • プロフィール画像の統一
  • リンク先URLの設定
  • 投稿頻度

アカウントの目的と設計が合わないと、ターゲットに刺さらなくなる恐れがあります。例えば、HP誘導を目的とした企業が、プロフィールにHPリンクを設定していない、などの例です。

目的と達成がマッチしているかどうか、自社のアカウントを制作する際に定期的に見直すことをおすすめします。

4.アルゴリズムは理解しているか

各SNSのアルゴリズムの用語をチェックシートにまとめましょう。SNS運用で使われる用語を、下記にまとめました。

用語意味
エンゲージメントいいね、コメント、保存など
リーチアクセス数
インプレッションユーザーに表示された数

用語を一目で分かるようチェックシートにまとめると、SNSに疎い担当者や、後任者がSNS運用をする場面でもスムーズに作業が進むでしょう。

チェックリストの作り方

実際にチェックリストを作る際は、下記のポイントをおさえると見やすいリストになるのでおすすめです。

  • チェック項目は具体的に記載する
  • 担当者の役割を明確化する
  • 承認フローを可視化する

使用するツールは、Excelやスプレッドシートを推奨します。社内でよく使うツールと合わせて作成しましょう。

また実際に運用する際は、更新履歴を残したり、定期的に見直したりと、改善を繰り返すことが重要です。チェックリストを適宜更新することは、質の高い投稿制作につながるので、目的達成に不可欠になります。

無料テンプレートでSNS運用を効率化

SNS運用の効率化には、適切なチェックリストと管理体制の構築が重要です。構築ができればSNS運用の業務時間が短縮されるうえに、質の高さを保てるため、効果的な運用が期待できます。

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