株式会社ココドール様 インタビュー

イ)今回はお時間をいただきありがとうございます。全10回の研修を通して得られた成果を中心にお伺いさせていただけたらと思います。

研修を始める前に設定したゴール「問い合わせを獲得する」については達成できましたか?

ココドール様)今のところ、まだ達成できてはいません。

私の取り組みのスピードも原因の一つだと思うのですが、まずは写真撮影と投稿を精一杯取り組んできた段階なので、まだペルソナを設定した方々に向けての写真や画像、それに伴う言葉遣いが適切になっていないことが、主な原因だと考えています。

イ)ペルソナに向けた言葉やキーワードなどが明確になっていないことが課題ですね。お客さまがなんとなく感じている課題については、汲み取れてきているが、個々へのアプローチの仕方がまだきちんとわかっていないということですね。

ココドール様)そこまで落とし込めた投稿ができていないと思います。

イ)なるほど。私自身としては、終盤に原因がわかってきたので、もっと早めにキャッチアップできていたら、作成がよりスムーズにできたのではないかと反省しています。

ココドール様)自分で調べて解決するべき問題なんですけど、そこまで丁寧に教えていただいたので、ありがたいと同時に申し訳ないなと感じていました。

あともう一つの大きな要因としては、やはり投稿にあたってジョブが欠けている点だと思います。

イ)ありがとうございます。今回の成果としては、計量的には変化がなかったという状態ですが、一方で、定性的な点、例えばハッシュタグの種類分けやプロフィール作成などにおいて、できるようになったと感じていることはありますか?

ココドール様)そうですね。おっしゃっていただいたようなハッシュタグの使い分けや、顧客理解を通じて、顧客が態度変容をするようなプロフィールを作る技術などは、本当に勉強になりました。また、ペルソナとジョブの重要性を理解し、写真の掲載順序を考えることができるようになったことは、大きいと感じています。

研修を受けたことで、インスタグラムに写真を投稿する際にも、計画性を持って行動できるようになったと感じています。以前は、ただ何となく写真を投稿していましたが、それでは問い合わせに繋がらないことを実感しました。

イ)結果的に、様々な投稿を繰り返す中で、キャプション作成やデザインといった、顧客理解の重要性を深く理解できたということですね。この学びは、今後の活動において大きな糧となるはずです。

ココドール様)さらに座学だけではなく、実学で経験を通じて学べたのは、非常によかったと思います。

あとは使いこなせてはないですけど、Canvaについて教えていただいたことも印象的です。このようなツールを使いながら、ペルソナやジョブに合わせて加工していくことで、より魅力的なコンテンツを制作することに繋がるのではないかと期待しています。

イ)研修の最後はジョブで終わったので、今はジョブの紐解きなどに時間が割かれている状況でしょうか?

ココドール様)はい。本来ならこのアンケートも、ジョブを理解した上で投稿し、できればABテストまで実施した結果を共有できれば一番理想だったと思います。ただ、まだできていないので、実際に自分が運用していく段階でいろいろな課題がでてきるかもしれないなと感じています。

イ)ありがとうございます。現在目標にしているゴールが達成された場合は、一人当たりの単価はいくらになる予想ですか?

ココドール様)うちは物販でもないので微妙な売上構造ですが、レンタル契約の構造になりますので、売り上げ的には月額大体2万円から3万ぐらいを見込んでいます。

どの時点で精算するかによって左右しますが、一契約あたり大体2万円から3万円の売り上げが見込める計算になります。

イ)お問い合わせをいただくことは、事業にとって非常に重要な指標ですよね。ただ、お問い合わせが増えることだけが、事業へのインパクトに繋がるわけではないとも思うのですが、石井さんの中で、事業へのインパクトを測る具体的な指標は何でしょうか?

ココドール様)現在のwebでの集客による成約は、月に3〜5件くらいあります。ですので、それと同等程度がインスタでの契約につながれば、だいぶインパクトが大きいと感じます。

イ)Webでの集客というのは、つまりWeb広告でしょうか?

ココドール様)そうです。現在、Web広告からの流入が自然検索を上回り、収益の多くを占めている状況です。しかし、成約数が減少してきているので、広告に頼りきりではなく、新たなチャネルを模索する必要があり、インスタなどSNSの活用を考えているというのが、そもそものきっかけです。

イ)今回、インスタグラム講習を受講されている中で、Youtube広告についてのお話もあったと思いますが、そちらの進行状況はいかがですか?

ココドール様)広告の出稿は検討しているのですが、現状、使用する写真素材に悩んでいます。自社で撮影した写真と、他の企業が制作しているYouTube広告と比較すると、どうしても見劣りしてしまうと感じています。特に、メーカーが提供する高品質なカタログ写真などと比べると、私たちの素材はクオリティが低いように思えてしまって。

AIを活用して広告素材を自動生成できるツールもありますが、そのための写真素材を悩んでしまって止まってしまっている状況ですね。

イ)なるほど。そうですね。使用する画像はやはり、インスタでも重要ですよね。ですので、インスタグラム上でしっかりと写真撮れるようになったらYouTube広告という順番なのかなと思います。

ちょっとお話が反れました。インパクトの定義について「インスタで月に3~5件程度成約が取れたら」というお話でしたが、現在のお問い合わせ件数では結構な数があるかと思いますが…。

ココドール様)インスタの影響があるかどうかは不明なのですが、現在、月に16〜25件ほどのお問い合わせをいただいており、そこから3~5件ほどの成約になります。

ですので、インスタからも月に30件ほどのお問い合わせ件数があれば、同等程度の成約がありうるのではないかと期待しています。

今現在、問い合わせについては電話のみになっているので、敷居が高いのかなと感じています。逆に「実際に使おう」という意欲がないと電話まではしない場合が多いと思いますので、成約率は高くなる傾向はあるのかと思います。

そのため、インスタの場合はどうなるのかは未知数ですね。

イ)ありがとうございます。それでは、つぎの質問です。研修で学んだことを今後の運用にどのようにつなげていきたいですか?

ココドール様)端的に言うと、企画の考え方を学べたので、それを投稿に活かしていくということになりますね。具体的には、ペルソナ設定とジョブの理解に基づいた投稿ができるようになったので、あとはそれを実際に反映して投稿していくことです。

イ)そうですね。それができると無限に投稿企画が出てくると思いますので、今後も継続していっていただければと思います。

ココドール様)久保田先生に、いわば投稿のテンプレートのようなものを教えていただいたので、あとはそれを参考に、一つ一つの投稿を考え抜くというよりは、まずは先生の教えを活かして投稿していくことが大切だと考えています。

イ)ありがとうございます。ココドール様から、ご質問等はございますか。投稿のお話でもいいですし、今後の運用戦略とかでもいいですし。

ココドール様)やはり、私たちの商材は、他のインスタグラムでよく見かけるような商品とは全く異なり、問題解決型の商材であるため、感情に訴えかけるような表現が難しいという課題があります。具体的にどのようにすれば、ターゲット顧客に商品の価値を理解してもらい、購入に繋げられるのか、日々模索しているところです。

具体的には研修の中の話にもありましたが、ペルソナの方の感情が揺さぶられる写真の撮り方などですね。やはり、商品を使っている人やシーンを写真に撮ることを、ストレートに拒否されることは少ないですが、表情を硬くしたり、顔を背けたりするなど、抵抗を示す方は少なくありません。そこをどう上手に撮影していくかが課題です。

イ)そうですね。私自身、カメラを向けられるとちょっと隠れたくなっちゃうタイプなので(笑)。難しい課題ですね。

ココドール様)あとは、モチベーションをどう維持していくかもお伺いしたいです。投稿が途切れたとたんに、モチベーションがだだ下がりしてしまうので。継続している間は、「やらなくては」という意識が強くありますが、投稿が止まってしまうと、やる気がそがれてしまうのを感じています。

なかなか、モチベーションを感じる箇所を見つけられていない、というのも原因かと思います。

イ)やはりモチベーションの維持には目標とする結果があるといいですよね。目標がぼやけてしまうと、中間地点もわからなくなってしまい、モチベーションが下がってしまう。ですので、改めて目標をしっかり定める必要があります。

具体的に数字を決めて「この目標のために今月これぐらいやらなくちゃいけない」、「これくらい必要」というディレクションというか、ご自身でも目標を立ててやっていただけるとモチベーション上がってくるのではないかなと思います。

あと技術的な面においてはいかがでしょうか?

ココドール様)まだまだ改善の余地はありますが、なかなか調べる時間がない状況です。ただ、利用者さまに接するときはなるべく撮るようにしてます。

イ)綺麗な写真が撮れるようになるには、何度も試行錯誤が必要だと思います。結局、「綺麗な写真」の定義は人それぞれなので、難しいところではありますが、他の会社の素敵な写真などを参考にしながら、自分なりに目指すビジュアルを明確にしていくことが大切です。そうすることで、写真の質が向上していくと思いますね。

本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。ケーススタディの振り返り、大変参考になりました。

サービスに関するお問い合わせ・お申し込みは、
こちらからお気軽にご連絡ください。

2営業日以内に、担当者よりご連絡させていただきます。
(お急ぎの場合は 03-5829-3510 までお電話ください。)

お問い合わせフォーム