X(旧Twitter)アナリティクスの使い方とは?効果的な分析方法を解説!

X(旧Twitter)を運用していく中で、「なかなかフォロワーが増えない」「X運用が集客・売上につながらない」と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。X運用で成果が出せていないのは、もしかしたらXアナリティクスをうまく活用できていないからかもしれません!

今回は、X(旧Twitter)アナリティクスの使い方について解説します。効果的な分析方法やポイントもあわせて解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

X(旧Twitter)アナリティクスとは

X(旧Twitter)アナリティクスとは、SNS上での自社のマーケティング活動の効果を測定し分析するツールです。Xアナリティクスを使用することで、投稿したコンテンツのインプレッション数やエンゲージメント率、リーチ数、反応数といった指標をリアルタイムで把握できます。

Xアナリティクスを使用する最大のメリットは、データに基づいたマーケティング施策の立案が可能になることです。たとえば、反応数の多かったタイプのコンテンツをより多く投稿したり、エンゲージメント率の高いターゲットに絞ってプロモーションを実施したりするといった対応ができるようになります。

Xアナリティクスを使ったマーケティングは、経験則や勘に頼ったマーケティング・集客戦略よりも効率がよく効果が高いです。XアナリティクスはSNSマーケティング活動を成果に結びつけるための強力なツールといえます。

X(旧Twitter)アナリティクスの使い方

Xアナリティクスは、データ分析できる便利な機能ですが、ログインするには手順があります。以下で詳しい使い方を解説します。

ログイン方法

Xアナリティクスへのログイン方法は、以下の3通りです。

  • WebブラウザからXアナリティクス(Twitterアナリティクスと表示される)にアクセスする
  • WebブラウザのXホーム画面からアクセスする
  • スマホアプリのXからアクセスする

WebブラウザからXアナリティクス(Twitterアナリティクスと表示される)にアクセス

  1. Xアナリティクスにアクセス(https://business.twitter.com/ja/advertising/analytics.html
  2. ログイン画面で、自身のXアカウント情報を入力

WebブラウザのXホーム画面からアクセスする

  1. WEBブラウザのX(Twitter)に入る
  2. 左カラム中の「もっと見る」をクリックし、メニューから「Creator Studio」>「アナリティクス」を選ぶ

スマホアプリのXからアクセスする

  1. スマートフォンでXアナリティクスにログイン
  2. ポスト(旧ツイート)をタップして詳細ページを開く
  3. 「ツイートアクティビティ」をタップすることで、各種の指標が確認できる

なお、このやり方は一つひとつの投稿のアナリティクスしか確認できず、全体の総数は分析できません。

ホーム画面の各項目の見方

Xアナリティクスでは、下記項目が表示されます。

  • ポスト(旧ツイート数):自分が投稿した総数
  • インプレッション:自分の投稿が表示された総回数
  • プロフィールへのアクセス:自分のプロフィールが他のユーザーによって閲覧された回数
  • @ポスト(他のアカウントが自分をメンション(@自分のID)して投稿した数)
  • フォロワー数:自分をフォローしているアカウントの数
  • 各ポストのエンゲージメント数:いいね、リツイート、コメントの総数
  • エンゲージメント率:(エンゲージメント数 ÷ インプレッション) × 100

これらのデータは、CSVファイルとしてエクスポートできるので、管理しやすいです。ただし、上記の数字は過去28日間までの投稿に限られます。

ツイートアクティビティの見方

ツイートアクティビティとは、1投稿あたりのデータをチェックできる機能です。具体的には、下記の項目が確認できます。

  • インプレッション数:投稿が表示された回数
  • エンゲージメント:ユーザーがポストに反応した合計回数
  • リンクのクリック数:投稿に挿入したリンクのクリック数
  • 詳細のクリック数:タイムラインで投稿をタップして、詳細表示した回数
  • プロフィールへのアクセス数: 投稿からプロフィールを閲覧した数
  • 新しいフォロワー数:投稿から増えた新規フォロワー数

X(旧Twitter)アナリティクスの分析方法

Xアナリティクスをマーケティング戦略の一環として活用する場合、ただ各項目の数値をチェックするだけではNGです。ここでは、Xアナリティクスの分析方法を目的別に解説します。

  • フォロワー増加が目的の場合
  • 投稿の拡散が目的の場合
  • WEBサイトへの流入・CV率アップが目的の場合

フォロワー分析が目的の場合

フォロワーを増やすには、X(旧Twitter)アナリティクスを活用して、以下の4つの指標を分析しましょう。

  • インプレッション数:ポスト(ツイート)がどれだけ見られたかを表す指標。インプレッションの母数が増えれば、フォロワーになる可能性も高まります。
  • エンゲージメント率:ポストに対してユーザーがどのような反応を示したかを表す指標。いいねやリツイート、クリックなどのエンゲージメントが増えれば、アカウントへの関心度が高まっていることがわかります。
  • プロフィールクリック数:プロフィールページにアクセスされた回数を表す指標。プロフィールをクリックしたユーザーがフォロワーになるケースも多いため、プロフィール内容を充実させるのが重要です。
  • フォロー率:プロフィールページにアクセスしたユーザーのうち、フォロワーになった割合を表す指標。フォロー率が低い場合は、プロフィールの改善や、フォロワー獲得につながる投稿内容の検討が必要です。

それぞれの指標を分析したら、実際に以下のような施策を実行します。

インプレッション数を増やすには

  • ツイートの回数を増やす
  • リツイートやいいねを促す内容のツイートをする
  • ハッシュタグを活用する
  • トレンドを意識する

エンゲージメント率を高めるには

  • ユーザーの興味を引くような内容のツイートをする
  • ユーザーとのコミュニケーションを意識した内容のツイートをする
  • 画像や動画を活用する

プロフィールクリック数を増やすには

  • プロフィール画像やプロフィール文を充実させる
  • プロフィールページにリンクを貼る
  • プロフィールページをわかりやすくする

フォロー率を高めるには

  • プロフィールページにフォロワーになりたいと思わせる内容を入れる
  • フォロワーとのコミュニケーションを積極的に行う

もちろんすべてを実行しないといけないわけではありません。アカウントの状況をXアナリティクスを使って分析し、適した施策を実行しましょう。

投稿の拡散が目的の場合

投稿の拡散を目的とする場合は、X(旧Twitter)アナリティクスで以下の2つの指標を分析しましょう。

  • リポスト(リツイート)数:他のユーザーによってツイートがリツイートされた回数を表す指標。リポスト(リツイート)数が多いほど、より多くのユーザーに拡散されます。
  • リポスト(リツイート)率:ツイートがリツイートされた割合を表す指標。リポスト(リツイート)率が高いほど、より多くのユーザーがツイートに興味を持っていると考えられます。

リポスト数だけでなくリポスト率もチェックし、どのようなポストがリポストされやすいのかを把握します。人気ポストの共通点を探り、リポストしやすい内容のヒントを得ましょう。

また「いいね」の数と率もチェックし、「いいね」はつくもののリポストされにくいポストの特徴を分析します。「いいね」とリポストの関連性を考察することで、拡散力のある投稿作成のコツをつかみ取れます。Xアナリティクスから拡散力の高いツイートの法則性を導き出すことが、効果的な情報拡散につながります。

WEBサイトへの流入・CV率アップが目的の場合

WEBサイトへの流入増加やコンバージョン率向上を目的とする場合、Xアナリティクスにおいて重要な指標は「リンククリック数」です。リンククリック数を分析することで、リンクをクリックされやすいポストの共通点が見えてきます。たとえば、どのような見出しや文言がクリックを誘発しているかが見えてくるはずです。

また、クリック先のページ内容との相関関係もチェックしましょう。特定の商品やコンテンツに流入が集中している場合、それを分析することで効率的に誘導できるようになります。こうした分析を通じ、サイトへの誘導とコンバージョン率向上につなげていきましょう。

X(旧Twitter)アナリティクスの分析ポイント

Xアナリティクスでデータ分析する際には、いくつかのポイントを押さえることが大切です。ぜひ下記をチェックして、マーケティング・集客施策で試してみてください。

  • 現状を把握する
  • 課題を特定する
  • 改善策を実行する

現状を把握する

まずは、X(旧Twitter)アナリティクスのデータをチェックして、現在の状況を把握しましょう。たとえば、インプレッション数やエンゲージメント率、プロフィールクリック数、フォロー数などの指標を比較して、現状を把握します。

課題を特定する

インプレッション数やエンゲージメント率が低い場合は、ツイートの内容やタイミングなどに改善の余地があると考えられます。また、プロフィールクリック数やフォロー数が低い場合は、プロフィール内容やフォロワーとのコミュニケーション方法に改善の余地があると考えられるでしょう。

改善策を実行する

課題を特定したら改善策を実行して、効果を検証しましょう。たとえば、インプレッション数を増やすために、ツイートの回数を増やしたり、リポストやいいねを促す内容のポストをしたりするなどの施策を実施することで改善につながります。

また、フォロワーやCV数を増やすには、継続的な努力が必要です。定期的に分析を行い、効果的な施策を実施して、フォロワー獲得を目指しましょう。

X(旧Twitter)アナリティクスの注意点

Xアナリティクスは、旧Twitterからそのまま引き継がれた機能です。しかし、Xへの以降にあわせた機能刷新はされておらず、使いづらいと感じるかもしれません。アナリティクス上で計測できるデータは正確ではありますが、分析しづらいなと感じる場合は、データをエクスポートして自力で計算・分析する必要もあるでしょう。

「SNSCHOOL」では、Xアナリティクスの分析を効率的に行える「分析シート」を活用して、講義の中でお伝えしています。Xアナリティクスだけを使うよりも、X(Twitter)運用の効果を高められます。気になる方は、ぜひ一度お問い合わせください。

X(旧Twitter)アナリティクスの使い方を学ぶには「SNSCHOOL」がおすすめ

Xアナリティクスは、各ポスト(ツイート)のインプレッションやエンゲージメントなどのデータ分析ができる機能です。SNSマーケティング戦略においては、ただ投稿発信するだけでは成果を残せません。データ分析の方法を理解して、効率的なSNS運用を実現しましょう!

「SNSCHOOL」では、Xアナリティクスの活用・分析方法から、投稿改善施策、CV増加施策などを学べます。また、X(Twitter)の運用とあわせて、InstagramやTikTok、公式LINEなどを併用したマーケティング戦略に関するノウハウも提供しています。少しでもSNS運用に悩んでいる・課題を抱えている企業の担当者の方は、ぜひ一度ご相談ください。

SNSCHOOLの特長

当社では企業の運用力を高めるSNS運用研修サービスとして「SNSCHOOL」を提供しております。
ブランディングから各SNSに合わせたコンテンツ制作やキャンペーン企画まで、幅広くカバーした研修を行っています。

研企業様ごとにカリキュラムをカスタマイズし、運用・コンサル・研修を同時進行で行うので、高い定着率と安心感があります。

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