SNSマーケティングとは?
いまさら聞けないインスタ、エックス戦略

突然ですが、あなたはSNSを集客やマーケティング戦略で効果的に活用する方法をご存知でしょうか?

マーケティング手法は絶えず進化しており、その中でもSNSは特に大きな変革を遂げています。従来の広告とは一線を画す「Instagram」や「X(旧Twitter)」などのプラットフォームは、今や企業や店舗ビジネスの集客戦略において不可欠な要素です。

それでは、なぜSNSマーケティングがこれほどまでに重要なのでしょうか?今回は、この問いの答えを探りながら、基本概念を学んでいきましょう。

SNSのいまだかつてない影響力について

SNSは短期間で人々の記憶や、潜在意識に刻まれる情報を拡散します。商品やサービスそのものの良さを拡散するだけでなく、ユーザーの体験や感情を共有する場としての機能は、マーケティングの新しい潮流を生み出しました。このダイナミックな変化は、企業のマーケティング戦略を大きく変えるきっかけとなっています。

従来の店舗ビジネスでは、高い家賃を払ってでも人通りの多い駅前や繁華街にある方が集客しやすい傾向にありました。しかし、SNSマーケティングの普及により、そうした立地の優位性が薄れつつあります。

SNSマーケティングでは、ターゲット層の興味・関心やライフスタイルを把握し、ユーザーのニーズや欲求に沿ったコンテンツを作成することで、自社の商品やサービスを効果的に訴求できます。SNSのおかげで、たとえ駅前や繁華街から離れた場所にある店舗であっても、SNSを活用することで多くのユーザーへ認知拡大し、立地の優位性を超える集客が実現できるようになっています。

しかし、現状はSNSマーケティングで効果を出している企業と、そうでない企業には大きな差が生じています。ただ写真や動画を載せているだけではSNSを効果的に活用できるとは言えず、SNSの仕組みやアルゴリズムの知識がなければ、集客につなげることはできません。これからSNSマーケティングで効果を出すためには、企業・店舗は、正しい運用方法を学ぶ必要があります。

そもそもSNSマーケティングとは何か

SNSマーケティングとは、ソーシャルネットワーキングサービス(Instagram、X、TikTokなど)を通じて、ブランドを認知させたり、顧客との強固な関係を築いたり、最終的には商品やサービスの売り上げを増加させるマーケティング手法です。

SNSはリアルタイムに情報が流れるプラットフォームであり、ユーザー同士の交流だけでなく、ユーザーと企業との間の対話を生み出す場です。SNSで共有されるコンテンツは瞬く間に拡散され、大きな影響力を持ちます。マーケティングにおいてSNSを利用することで、過去の広告メディアにはなかったような、新しい顧客体験を創出できるのです。

ビジネスにおけるSNSの目的としては、以下のようなことが挙げられます。

  • ナーチャリング:コンテンツでユーザーのニーズを満たす情報を提供し、見込み顧客(フォロワー)を顧客へと育成していく
  • 顧客エンゲージメントの向上: SNS上でのユーザーとのコミュニケーションと信頼関係の構築によって、顧客との強いつながりを築き、ユーザーのファン化・リーピーター化を実現する
  • 品質フィードバック: コメントやレビューを通じて、顧客の声を即座に把握し、サービスや製品を改善する
  • セグメンテーション: SNSのデータを利用して、市場を細分化し、より効果的なターゲティングを実施する
  • ブランディング: コンテンツを通じてブランドイメージを育成し、共感や流行を呼び起こす

加えて、SNSは基本的に無料で利用できるのも大きな特徴です。従来の広告戦略では、クリックやインプレッション(表示回数)によって、多額のコストを支払う必要がありました。一方でSNSを活用したマーケティングそのものには、コストが全くかかりません。これまで、リスティング広告やバナー広告などへの出稿ができなかった中小企業や店舗ビジネスでも、広告による集客より大きな集客効果を実現できるようになっています。

Instagramの特徴とマーケティングとの関わり

Instagramは、写真や動画を投稿・共有するSNSです。FacebookやXなどのSNSとは異なり、文章よりも写真や動画の視覚的な訴求力が重視されます。

Meta社の発表によるとInstagramのユーザーは3,300万人以上いるといわれており、10代〜30代の若年層を中心に、視覚的な情報に敏感な人が多い傾向にあります。また、ここ数年はSNSが一般化されてきたことにより、40代以降の層も増加傾向にあり、実際に中年層以上をターゲットとした商品・サービスをInstagramで投稿し、集客・売り上げ増加に繋げているケースが増えています。

参考:Meta|Instagramの国内月間アクティブアカウント数が3300万を突破

まず、Instagramマーケティングで押さえるべきポイントは、ターゲット層の明確化です。前述のようにInstagramのユーザーは幅広い層が利用するようになっています。そのため、特定の層にリーチしたい場合は、ターゲット層を明確にして、その層に興味を持ってもらえるようなコンテンツを作成する必要があります。Instagramマーケティングの具体的な手法としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 写真や動画の投稿

Instagramは、写真や動画を投稿・共有するSNSであり、企業や商品・サービスの魅力をアピールするためには、写真や動画を活用したコンテンツを作成することが重要です。たとえば、飲食店であれば料理や店内の雰囲気、不動産であれば物件やスタッフの雰囲気を画像や動画で紹介します。また最近では、画像や動画に文字・テロップを入れて、より視覚情報を充実させてユーザーのニーズを満たす戦略がトレンドとなっています。

  • ハッシュタグの活用

Instagramには、ハッシュタグという機能があります。ハッシュタグは、同じテーマの投稿をまとめるためのもので、特定のテーマに興味を持つユーザーにリーチするために活用できます。

  • ストーリーズの活用

ストーリーズは、24時間で消える投稿形式です。ストーリーズは、通常のフィード(画像)、リール(動画)投稿よりもユーザー(特にフォロワー)の目に留まりやすく、ダイレクトなコミュニケーションをとるのに適しています。

  • ライブ配信の活用

インスタライブは、リアルタイムで動画を配信できる機能です。ライブ配信は、ユーザーとの直接的なコミュニケーションをとるのに適しています。企業・店舗ビジネスにおいて、インスタライブを定期的に配信することで集客戦略を成功させているケースが少なくありません。

Instagramは、企業や商品・サービスの認知度向上や売上拡大に効果的なマーケティング手法です。ターゲット層の明確化、良質なコンテンツの作成、継続的な運用を意識して、Instagramマーケティングを効果的に活用しましょう。

X(旧Twitter)の特徴とマーケティングとの関わり

X(旧Twitter)とは、140文字の短文で情報を発信できるSNSです。世界で1億8700万人、日本国内で4500万人以上のユーザーを抱え、ニュースやエンタメ、政治など幅広いジャンルの情報が発信されています。2023年7月からはTwitterから「X」に名称を変えています。Xのマーケティングメリットは、以下の3つが挙げられます。

  • PRキャンペーンによる商品・サービスの訴求

Xは、ハッシュタグやリツイートなどの機能によって情報を拡散しやすいため、PRキャンペーンを実施することで、商品・サービスの認知度向上や売上拡大につなげることができます。

  • 拡散効果による話題性・イメージアップ

Xの拡散力によって、話題性やイメージアップを図れるでしょう。たとえば、商品やサービスのキャンペーンを実施し、ユーザーにリツイートしてもらうことで、多くのユーザーに情報を届けることができます。

  • ダイレクトなコミュニケーションによる顧客とのつながり

Xは、DMやリプライ機能によりユーザーとのダイレクトなコミュニケーションが可能です。たとえば、企業アカウントからユーザーへの質問やアンケートなどを実施することで、ユーザーの声を収集し、商品・サービスの改善やマーケティング戦略に活かすことができます。

Twitterユーザーは、有益で興味深いコンテンツを求めています。良質なコンテンツを作成することで、ユーザーのエンゲージメントを高め、拡散効果を高められるでしょう。

第一回目の「いまさら聞けない!SNS活用術」はいかがでしたか?今後、全10回のシリーズを通じて、皆様のビジネス成長に役立てられるSNSのノウハウを解説します。次号ではSNSマーケティングに欠かせない、「アルゴリズム」「テストマーケティングの仕方」「ユーザーとの効果的なコミュニケーション」など、具体的なテクニックをお届けしますので、ご期待ください!

SNSCHOOLの特長

当社では企業の運用力を高めるSNS運用研修サービスとして「SNSCHOOL」を提供しております。
ブランディングから各SNSに合わせたコンテンツ制作やキャンペーン企画まで、幅広くカバーした研修を行っています。

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