【ウェブメディアにおいての編集力について】

著名人インタビュー

株式会社マイナビ出版 取締役(編集担当)
角竹 輝紀氏

田中)本日はよろしくお願い致します。

角竹)よろしくお願い致します。

田中)まず角竹さんの今まで編集された書籍や、簡単な経歴などを教えて頂けますか?

角竹)私は1991年に今の会社に入ってからずっと、コンピュータ書ITジャンルの書籍の編集をしています。

入社した1991年の頃、コンピュータは専門家が使うもので一般の仕事ではまだまだワープロが使われるのが主流でした。
ですので、コンピュータジャンルの書籍は、ニッチな分野の専門書という位置づけだったと思います。

しかしWindows95発売で状況は一変し、一気に一般層にまでパソコンが浸透しました。書籍も、そういう初めてパソコンに触る人向けの入門書が増え、コンピュータ書籍は「実用書」になりました。

その後も、インターネットが普及してインターネット入門書が増え、追ってホームページの作成技術の解説書の需要が増える。
スマホが普及すればスマホの使い方の本も出てくるし、一方でスマホアプリの技術書も増える。
数年前からAI(人工知能)が話題になっていますが、これも一般向けに知識を教える入門書もあれば、エンジニア向けの技術解説書もニーズがある。

扱っているジャンルは「コンピュータ・IT」で変わらないのですが、技術の変革や社会の変化と共に、ホットなトピックが変わっていくんですね。

そしてその中でも、広い読者に向けた「実用書」もあれば、少なく深い読者に向けた「専門書」もあって、テーマの料理法も広い。

書籍ごとにいろいろな経験が出来て面白いですし、「同じこと」をやっている気は全然しませんね。

田中)ありがとうございます。パソコンが普及していない頃から、IT系の専門書や技術書を編集されていたんですね。
では、最初の質問をさせて頂きます。

ウェブメディアが多く立ち上がって、編集者という肩書きを持つ人が増えてきたと思うのですが、出版における「編集」と、ウェブメディアにおける「編集」の違いについて、出版社の編集のプロの意見をお聞かせください。

 

角竹)「紙」と「ウェブメディア」における編集に大きな違いはないように感じています。
文章を書き、ライターに発注し、原稿を回収し、編集する、こういういわゆる「編集者」的な仕事は、たぶん一緒だろうなと。

ただ、これって記事やコンテンツ単位の、「作る」レベルの「編集」の話なんですね。

紙の書籍や雑誌だと「台割」というのがあって、記事の並べ方や、それぞれのボリュームを決めたりして、全体の設計を行います。

メディア全体の見せ方やコンセプトを決めたり、価値付けを行う行為も「編集」に含まれると考えているのですが、この方面は人によって意識も高かったり低かったりさまざまだな、と思いますね。

雑誌だと編集長と編集部員が分かれていますし、ウェブメディアでも媒体責任者と個々の編集者とは分かれているように思います。

トップが全体方針を決めて、後の人は従う構図ですね。チームである限り、役割分担は重要ですが、トップでない人であっても、「エディトリアル」だけでなく「プロデュース」の目線を持った方がよいと思います。

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